気象学のススメ 【天気概況】を知る、【観天望気】


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パラグライダーにとって、天気や風などの気象は影響が大きく重要な要素です。
気象学を知ることは、天気、風との付き合い方を教えてくれます。

私たちは気象を変えることはできません。変えることができるのはパイロットの行動だけです。
その判断材料は気象の知識です。

また昨今の想定を超えた異常気象で防災という点で、日常生活でもリスクマネジメントに役に立ちます。

知識といっても基本的な小学生向けのもので十分です。
大切なのは毎日の天気の変化を知ることです。

日本には四季があり特有の気象現象が起こります。
一年過ぎる頃には流れが分かるようになります。



【天気概況】と【観天望気】
天気図や天気の解説から【天気概況】の大きな天候の流れを把握します。日本付近くらいの大きさです。お天気ニュースの解説がこれにあたります。これで2~3日の天候の流れが俯瞰できます。

天気図からメインストリーム(大きな風の流れ)、地形(海、川、山の位置)、太陽の角度(時系列)を考慮しフライトエリアの天候予測をします。
ピンポイント天気、風の流れを可視化したサイトなどを参考にして、ブレ幅を含めて総合的に判断します。

予報も予測も実際には、時系列や天候の動きに誤差がでます。
これを【観天望気】で修正します。


観天望気(かんてんぼうき)は、自然現象や生物の行動の様子などから天気の変化を予測すること。
観天望気 - Wikipedia


ここでいう観天望気は、雲の動き、風の変化のことです。
観測で変化を知ることが大切です。

まず天候のシナリオがあり、変化があった場合に、柔軟にシナリオを変えるオプションを持つということです。
自然は変化するものですから、流動的に捉えフライト行動を最適なものに変更しなければなりません。

パラグライダーは、風と上手く付き合わなければなりません。
風は気象で重要な要素です。
日本は自然災害が多いところで、気象には敏感な文化を持っています。
気象学の知識を持てば予測、修正はできるようになります。



まだパラグライダーをしたことがない方から初心者向けの記事です。


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投稿者名 上野陸 投稿日時 2016年08月28日 | Permalink