【登山外来へようこそ】山のリスクについての知識
パラグライダーは、山のフィールドでフライトすることが多いです。
車でアプローチをすると自覚はないかもしれませんが、テイクオフまでハイクしてみると実感できるでしょう。
一旦フライト中に何らかのトラブルが起き、山の中に不時着すると山岳の知識が必要になります。
普段のフライトでもリスクを軽減する意味で役に立ちます。
国際山岳医の資格を持つ、山岳ファーストエイドの第一人者である大城先生の新刊著書です。
最近気になっていること。一部抜粋
山岳での三大死因の一つである「心臓突然死」。
その九割を34歳以上の男性が占めているというデータがあります。
パラグライダーパイロットは、かなりの人が当てはまるのではないでしょうか?(自分も含めて)
実際数年に一度、心臓突然死と思われる事故が起きています。
パラグライダーは、激しい運動ではないように感じるかもしれませんが、テイクオフ前、気流の激しい変化、ランディング前などは、心拍数が大きくなります。
事前の準備運動、ウォーミングアップは必要です。
血液をサラサラな状態に保つために、水分をこまめにとることも大切です。
本書からの金言です。
「山が危ないのではなく人が危ないのです。」
「山で求められるのは医療よりも知恵」
「山では治すことができません。”できるだけ悪くしないで病院に運ぶ”ことが目標です。機転の利いた対応と知恵が山では大変有益です。」
「自分の身を守るために勉強してください。」
「これらの知識は遭難したときのために学んでおくよりも遭難しないために学んでおくものです。」
本の内容はわかりやすくサクッと読むことができます。
まだパラグライダーをしたことがない方から初心者向けの記事です。
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