継続力 パラグライダーに必要な認知特性

パタゴニア




【継続は力なり】

パラグライダーは、見えない風や変化していく気象を相手にするアウトドアスポーツで、キャリアを積み重ね継続することによって知恵や技術が増えていきます。

全体像が見えてくることによって、変化の予測ができ、柔軟な対応ができるようになります。
それには経験が必要で、経験を積み重ねることによって、抽象化されるようになり、応用が利くようになってきます。

上手くいかなかったり、失敗することもあります。
いつでもフライトできる訳ではないからこそ、一本ごとのフライトがより良くなるように改善することが大切なのです。

やはり永くキャリアを積み重ねることは技術の一つです。




北海道のサニーサイドパラグライダースクール
パラグライダーのことならエアハート

人気記事はこちらです!
1.Q.次のグライダーを選ぶ基準は?
2.パラグライダーの進化について
3.冬のフライトで、手の冷えを我慢し過ぎると…
4.あなたにぴったりのグライダーをチェックします!
5.冬はアンダーウェアをかためよう

【はじめてのパラグライダー】シリーズ
【はじめてのパラグライダー】シリーズ初心者向けの記事です。

【認知特性】シリーズ
中級者、上級者向けの記事です。


アウトドア&フィッシング ナチュラム


投稿者名 上野陸 投稿日時 2016年06月26日 | Permalink

自己コントロール力 パラグライダーで磨かれる認知特性


アウトドア&フィッシング ナチュラム

練習生が先にフライトして上昇しています。

テイクオフであなたはウエイティングしています。
「練習生が上昇し始めた。
出ようか。
まだちょっと早いかな。
自分だけぶっ飛んでしまうかも。
もうちょっと待とうかな」

「あれっ、風が強まり始めた。テイクオフで苦労しそうだな…」

テイクオフで心が揺れ動いているよく見かける光景です。

または、
フライト中に風が急に強まってきました。
あなたはどうしますか?

パタゴニア

今回は、【自己コントロール力】の話です。

変化する気象の中でフライトする私たちは、変化に対して適切に判断し行動しなければなりません。

この時に必要な力が自己コントロール力です。
「自分の感情や行動を自己制御する「熟慮性」と、逆に行動を促進する「衝動性」という、自分の中の相反した二つの感情性質をうまくコントロールする能力のことです。」(誰でも才能はある。問題はその「原石」をどう見つけて磨くかだ)より抜粋

期待でワクワクしたり、状況によってはドキドキすることもあるでしょう。
フライト中は、風も時間も流れているので待ってはくれません。
どんどん新しい状況に対応しなければなりません。

自然の風という環境の中で行うパラグライダーは、自己コントロール力を磨くいいレッスンになります。

4ステップであなたにぴったりのパラグライダー
をチェックします!


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北海道のサニーサイドパラグライダースクール

この本から抜粋しています。
認知特性についてオススメです。




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投稿者名 上野陸 投稿日時 2016年06月17日 | Permalink

適応力 パラグライダーに必要な認知特性


パラグライダーは、自然がフィールドのスポーツです。

アウトドアスポーツにおいては、変化が条件になります。

【適応力】が大切な力になります。

「適応力とは、物事や課題に適切に対応できる能力のことです。
適応力は知能の高い生物の証拠であるともいわれています。生物にとって命を脅かすような究極の状況下で生き延びるためには、その状況をきちんと把握して、その中で最適な方法を選べなくてななりません。生物学的にも環境への適応力が低い個体は生き延べられないのです。」(誰でも才能はある。問題はその「原石」をどう見つけて磨くかだ)より抜粋

フライト前には、飛行計画があります。

「今日は、こういう気象条件で、テイクオフの風はこうで、上昇気流がどこで上がりそうで、ここへ移動して〜、ランディングしよう。」

実際には、予想していた気象条件にはならずに、飛行計画はその気象条件に合わせたものに変更しなければなりません。

エンジンがないパラグライダーは、風のエネルギーで上昇することができます。
気流の変化が大きいとグライダーが揺らされます。

風のエネルギーを享受できる場合もあり、翻弄されることもあります。
パラグライダーは気象による影響を大きく受けるのです。

しかし風は見えないので、その選択が最適などうかはわかりません。

常に、仮説をたてて、行動してみて、モア ベターと思われるように修正を加えることになります。

見えない風の変化に対して、自分で感じ考えた読み、ダイレクトな答え、このシンプルな潔さがこのスポーツの魅力なのだと思います。

適応力は大切な力ですが、現代社会では便利で快適な反面、衰えてしまう可能性があります。

しかし、今後のテクノロジーによる急激な社会変化や、突然やってくる大きな自然災害で生き延びるためには必要な力です。

パラグライダーは適応力を伸ばすいいトレーニングだと思うのです。

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投稿者名 上野陸 投稿日時 2016年06月04日 | Permalink

注意力 パラグライダーに必要な認知特性

雪のような環境が変わる場合には注意が必要


誤字脱字に気がつかない。
スピード違反で捕まる。
物忘れが…。

いろいろと衰えてきて、注意力が落ちたなと感じる今日この頃です。(苦笑)

パラグライダーという道具を使って自然の中で行われるこのスポーツ、装備の装着、自然の変化など【注意力】は重要な認知特性です。

『注意力とは何かに気持ちを集中させる能力のことです。』

注意力といっても三つのポイントがあります。

一点に注意を集める力
テイクオフなど仕事量が多い時に必要です。

注意を分散させる力
特にリスクマネジメントの点で、フライト中の気象の変化や、他機の動きなど見張りをしなくてはなりません。

関係ないものをシャットアウトする力
装備の点検、装着時には、話をせずに注意を集中しなければなりません。

人は忘れるものなので、チェックリスト、ルーチーンは有効です。

この注意力を保てる時間を知ることは大切です。

最後はランディングという注意力を必要とする仕事が残っているからです。

ランディングがグダグダだとせっかくのいいフライトが台無しになりますからね。

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投稿者名 上野陸 投稿日時 2016年06月02日 | Permalink

遂行機能力 パラグライダーに必要な認知特性


今日はグダグダなフライトだった。
ヒヤヒヤなフライトだった。
よく注意される。

こんな人は遂行機能力が不足しているかもしれません。

遂行機能力とは聞きなれないことばですが、フライトに必要な飛行計画と実行に移す能力のことです。

『遂行機能力は、物事の計画や段取り、目的を達成させるための方法、それを実行し、内省する全体的な能力であり、処理能力を包括しています。』(「誰にでも才能はある。問題はその「原石」をどう見つけて磨くかだ」より抜粋)

飛行計画は、その日の気象に合わせ、フライトを安全に行うために必要なものです。

エリアには、テイクオフからランディングまで、風向きに合わせた、ローターなどのリスクを避けた最短距離である標準的なコースがあるでしょう。
このコース取りといつ飛んでいつ降りるか。(このイメージがないとサーマルコンディションの中ランディングする羽目になりますよ)
パイロットのフライト技能のレベル、目的によって飛行計画は違います。

注意していただきたいのは、パラグライダーにとっては、気象の変化の影響が大きいので、この飛行計画は絶対ではありません。
気象の変化に対してのオプションの選択が必要となる場合があります。

このフライトに欠かせない能力は、ワンフライトごとの計画、実行、学習、改善のPASAサイクルによって上達します。
モア ベターという考え方です。

この遂行機能力が高まると、余裕を持ってフライトできるようになりますよ。

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認知特性についてはこちらの本がオススメです。


投稿者名 上野陸 投稿日時 2016年05月31日 | Permalink