先日のブログで、
暑さはフライトに影響する?
で気温と空気密度の関係について書いてみました。
反響があったので、高度と空気密度の関係について書いてみたいと思います。
高度が上がるにつれて空気が薄くなるというのは、みなさんご存知ですよね。
以前にこんな体験をしました。
標高500mくらいテイクオフでタンデムフライトすることが多いですが、
夏に標高1,000mのテイクオフでタンデムフライトをした時です。
私は体重が60kgなので、強めの風は得意ではありません。
風速はギリギリ行けるかなくらいの風でライズアップしたところ、トルクがかからずにスカーとライズアップできました。
空気密度が低いのだと感じました。
http://homepage2.nifty.com/JSBACH/760mmHg/760mmHg.htm
詳しいデータがありました。
http://ebw.eng-book.com/pdfs/01225b7b7e2b3569ba70c2066e4de163.pdf
標高500m 空気密度1.16727 kg/m3
標高1000m 空気密度1.11166 kg/m3
ざっくりとその差、約5%ですね。タンデム機は35平米(投影面積)と翼が大きいので影響あります。
海エリア(50m以下)と高原エリア(1,000m)など、いつもフライトしているエリアと高度差がある場合は、その違いは知っておくといいと思います。
また、気流が変化した際のグライダーの挙動、回復性などに影響があるかもしれません。
高度と空気密度にフォーカスしましたが、実際には、気温、湿度、気流の変化などの要因が加わります。
総合的に判断してみましょう。
2011年に行なわれたネパール人によるネパール人のための大冒険。
エベレストを登頂し、そこからパラグライダーでフライト。カヌーで激流を下り、海へ。
それでは、究極の下降の動画をどうぞ。
ネパール復刻がんばれ!
The Ultimate Descent from Mary Anne Potts on Vimeo.
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