不安の取り扱いについて


みなさん、こんにちは!

サニーサイドアウトドアスクールの上野です。

新型コロナウイルスの収束が見えなく、社会に不安が広がっています。

この不安の取り扱いについて考えます。

不安は、漠としているから不安なのであって、それを感じている原因を見つけることが必要です。

長年、パラグライダーやハンググライダーで空を飛ぶことを生業としてきました。
このスポーツの特徴は、一定のリスクを抱えていることです。

目に見えない風を相手にする。
自然は変化する。
正しい使い方で道具を使用しなければならない。

安全にフライトするために、セオリーに従ってチェックをしリスクを回避しています。

しかし、時には変化の兆しが明白ではないことも起こります。

この時に感じた不安が、損失のサインやアラームとして機能することがあります。
いわゆる虫の知らせです。

人間、すべてのことを意識的に認知することはできません。

不安の原因を追求し対応策を施すことで、未然に事故や損失を防ぐことができます。
これで何度も助かりました。

それとは反対に、不安を押し込めてしまうと、誤った認識をしてしまうことがあります。

風で揺れているカーテンが、お化けに見えてしまうやつです。

そして、不適切な行動をしてしまうと悪い影響が出てしまいます。

今回のマスクやトイレットペーパーの買占め行動です。

過去に、関東大震災で、災害による情報不足や先の見えない不安から、犯人探しや差別行動などがエスカレートして悲惨な事件が起こっています。

不安を押し込めるのではなく、勇気を持って見ることが大切です。


投稿者名 上野陸 投稿日時 2020年03月05日 | Permalink