夏本番 水分の補給の仕方
北海道も連日の30度越えで湿度もあり暑いです。
心配なのが熱中症です。
水分を取らなければならないのは分かっているのですが、ついつい水分補給が遅れがちになります。
水分が不足することによってのダメージを認識すること、水分を取りやすくする、飲む時間、量を決めるなどの工夫が必要です。
気温が上がるとカラダは体温を下げようと汗をかきます。
乾燥した地域や場所では、汗が蒸発するので汗をかいている認識がありません。
オーストラリア修行時代に、室内で脱水症状を起こしたことがあります。
数日激しい腹痛にやられました。
体に水分やミネラルが不足することによって機能低下を起こします。
分かりやすいのは、足がつるこむら返りです。
数年前に水分不足からひどい熱けいれんを起こした人を病院に搬送したことがあります。足から太もも腹筋と症状が拡大していくさまはそうとう痛そうでした。
筋肉が硬直してカッチカチでした。
水を飲ませても遅かったです。
やはりすぐには回復しないそうです。
意識は朦朧とするなど分かりやすい状態でなくても、私たちパイロットにとって意識が低下することは、
フライト判断を誤る、カウンター動作が遅れるなどフライトの安全性にかかわる事態を引き起こしかねません。
フライト前に準備、フライト用の衣類で熱がこもる、フライトの緊張で心拍数が上がるなど、汗をかく原因がたくさんあります。この季節はフライト中の給水も考えなくてはなりません。
水不足に関しては、自覚症状が薄いと考えたほうがいいです。
先日も草刈りに熱中しすぎてフラフラになりました。
「喉が乾いたな」「もう少しやってからにしよう」意識を切り替えてしまうと耐えられてしまいます。
でもダメージは確実に残りました。
「のどが乾いたら飲む」とかでは防ぐことができないという結論です。
定量的に水分を補給するしかないと考えるようになりました。
いつも水筒を持ち歩いています。
スクール前にまず水分を補給して、さらに一区切りごとに補給するようにしています。
30分ごとに250ml、2時間で1Lを飲み干すようにしました。
もちろん運動量によって変わります。
水、お茶、スポーツドリンク、炭酸水など味のバリエーションを用意して変えるようにしています。
また目立つところにボトルを置くことにしています。
加齢ともに水分補給をしないとダメージが残るようになりました。
夜中に足がつることが多くなりました。
水分補給をしっかりとすると足がつることがなくなりました。
ケガや事故防止のためにも水分補給は重要なスキルのひとつですよ!
プラスチックボトル「ナルゲン」、小さくなるソフトボトル「プラティパス」がおすすめです。