心理状態と体の反応

こんにちは、富士山のふもとでパラグライダーと防災のスクールを営んでいるサニーサイドアウトドアスクールの上野です。

パラグライダーのテイクオフ前や気流が乱れた時、ランディング前には心拍数が上がることは経験的に知っています。

その時の心理状態で、体の無意識の反応が変わります。

先ほどの心拍数に関連して、呼吸も変わります。

リラックスしている時にはゆっくりとした深い呼吸になっています。

何か緊張すると、呼吸が速く浅くなります。

あるいは、力が必要な時には、呼吸を止めて一気に力を入れます。

特にパラグライダーの初心者クラスでは、初めてのことなので、ドキドキ、ワクワク感から期待や緊張が入り混じった状態になっています。これも含めてフライト体験だと思っていますので。

パラグライダーの初心者体験で、パラグライダーの翼をつくる時にパラグライダーに風が入ると引っ張られるのですが、適度な力で前進すれば十分なのですが、ここで過度な緊張のために、呼吸が止まり足が止まってしまう人がいます。

そうするとパラグライダーだけが前進してうまく翼ができません。

こうした一連の動きも無意識で行われているので、本人はコントロールすることがなかなかできないことがあります。

無意識に入ってしまう力は、意識では直接コントロールできないので、意識でコントロールできる呼吸に注意を向けてもらいます。

無呼吸にならないように息を続けてもらいます。

緊張してドキドキする人にも同じアドバイスです。

緊張することによって心拍数体の反応をよくしているわけです。

人は弱い生き物なので、何か天敵や災難が起こった場合に、逃げ出さなければならない時期が長かったので、そういう仕組みがあったものが生き残ったのでしょう。

何かとザワザワしているご時世ですので、振り回されずに、呼吸を整えて事に当たりましょう。

ドキドキ感を実感してみたい方はパラグライダー体験がおすすめです。


投稿者名 上野陸 投稿日時 2021年04月26日 | Permalink

止まることの意味

こんにちは、サニーサイドアウトドアスクール校長の上野です。

昨日あるセミナーで「止まる」ことの意味について考えました。

芋虫が蛹になり蝶になることを変容といいます。

全く姿かたちが大きく変わるようなことです。

この時に、蛹になって時は「止まっている」状態だというのです。

一見「止まっている」ように見えても内部ではドロドロに溶けるような変化が起こっています。

今コロナ禍の緊急事態宣言は、「社会を止める」という異例の措置です。

経済は、財やサービスの循環の結果なので、経済が止まることを意味しています。

2018年の北海道胆振東部地震の時に、全道が停電しブラックアウトしました。

電力が戻ると生産や物流、経済が元に戻るかというそうではなく影響は後々まで残りました。

3度目の緊急事態宣言は、一体何を意味しているのか。

芋虫の時代には、まさか自分が蝶になるなんてイメージできないと思います。

私たちはどのように変容していくのでしょうか。


投稿者名 上野陸 投稿日時 2021年04月24日 | Permalink

先の見えないときの進み方

こんにちは、サニーサイドアウトドアスクールの上野です。

新型コロナウイルス対策で、3回目の緊急事態宣言が決定しそうです。

私も仕事に影響が出ています。

行動するにしても、しないにしても誰しものが何からの意思決定をすることと思います。

このような状況が流動的であるときには、状況が変わったり、見方や解釈が変わることもあります。

そのときの違和感やモヤモヤなどの直観を大切にしています。

そして「なぜ」「何が」という問いをたてます。

もし方向性が違っているサインを発見したら、進路変更を決断します。

こういうような状況では、誰も正解は分からないのですから。

ジグザクでも良いので方向性を探るくらいの感じかもしれません。

あとは何かや誰かのせいにしたくなりますが、非難することで満足しないことも大切です。

どんな状況であろうと、ハンドルを握ることができるのは自分だけなので。



「一体自分はハンドルを握っているのだろうか?」を体験したい方は、パラグライダー体験をお勧めします。
こちらをクリックしてください。



投稿者名 上野陸 投稿日時 2021年04月23日 | Permalink

行動変容。心と身体の健康も大切

こんにちは、サニーサイドアウトドアスクール校長の上野です。

また大型連休に合わせて、一部地域に緊急事態宣言が出そうです。

コロナ対策は従来と同じです。

コロナウイルスは、目に見えないペンキやう○ちのようなもので、それがついた手で目や鼻や口を触ったり、食事はしないよね、という話です。

コロナウイルスは自ら動き感染を広げている訳ではありません。

人が行動することによって広がっています。

行動を単に止めるのではなく、どのように行動するかが重要です。

3度目の緊急事態宣言ですから、リスクとなるポイントを避けて、長期戦に備え心と身体の健康を保つ行動を、それぞれが考える時期なのではないかと思います。

せっかくの機会なので、人混みを避けてローカルを散策すると新しい発見があるかもしれません。

パラグライダー体験は、広く風のある場所で、少人数で行なっています。


投稿者名 上野陸 投稿日時 2021年04月22日 | Permalink

仮説 人が行動を始めたい気温

こんにちは!サニーサイドアウトドアスクール校長の上野です。

標高500mにいますが最高気温が20度になりました。

今日は、人が快適に感じ、行動をしたくなる気温についてです。

長年アウトドアというフィールドで仕事をしていて、人が何か行動を始める気温の目安が20度ではないかという仮説を立てています。

冬季間は、気温が低いので、体温維持をしなければなりません。
衣類での保温、暖房など加温、必要なカロリー摂取などです。

また人は長くアフリカの乾燥地帯で過酷な生存競争にさらされていたために、他の動物のように体毛が少なく、汗をかく暑さに強い冷却システムが備わっています。

反対に寒さには弱いつくりになっています。そこで皮膚に寒さを感じる「冷点」というセンサーが配置されています。

暑さを感じる「温点」よりも数が多いことから、人間の皮膚は、暑さは感じにくいが寒さは敏感に感じるようになっています。
(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO02367740W6A510C1000000/ 「寒さ」と「暑さ」 人間が弱いのはどっち 2016年6月20日 6:30 日経新聞より)

春になり気温が高くなるとその必要がありません。行動しやすくなる、行動したくなるという仮説を立てています。その気温の目安が20度です。

新年度や入学など変化の大きい時期に、モチベーションを得やすい、この4月にあてたのではないかと思います。

コロナウイルスは、人の行動で感染が広がります。
この行動が始まる時期は、感染が広がりやすいと考えられます。

緊急事態宣言が検討されていますが、いたしかたない部分もあるのかと思います。

また出たいけれど出られないというストレスを抱えやすいので、自分なりに対処することが必要です。

実際に収束までは時間がかかりそうです。

感染対策を施した上で、環境に適応することが大切なのだろうと思います。


投稿者名 上野陸 投稿日時 2021年04月21日 | Permalink