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イチローに学ぶ 長く現役を続けるためには

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イチローが大リーグ通算3,000本安打を達成しました。

42歳メジャーリーガー野手では最年長です。


そして日本以上にアメリカのファンや球界関係者がイチローを評価しているのが、42歳というMLB最年長選手にもかかわらず、全盛期のスピードを維持し、ヒットを量産していることだ。


昨年9月。元中日のレジェンド、山本昌氏が引退を決めると、イチローから国際電話がかかってきた。

「昌さん、僕は、50歳までできますかね?」
 
 山本昌氏は迷わずに答えた。

「足だけに気をつけな。理論上、50歳までの体力、技術は維持できる。足の怪我にだけ気をつけて、全力疾走のできる筋力さえ維持できれば50歳までできるよ」


山本昌氏は、「イチローのもうひとつの凄さは故障欠場や離脱のないことだが、彼だって怪我をしている。表に出さないだけ。人に言えず、その治療やコンディション調整を苦労しながらしている。そういう作業を一切、表に出さずにやっているのが、イチローの凄さだ」と、知られざるイチローの苦闘の姿を明らかにした。

メジャーリーガーとはハードさが比べものにはなりませんが、大きなケガをしないとか準備を怠らないというのは学ぶべきことがあります。

スクール前の準備運動で取り入れているのが、イチロー選手が打席に入る前に行う股関節、肩関節ストレッチです。
初めて会う体験さんの柔軟性やボディコントロールをこれで把握することができます。

股関節は、テイクオフの走り、下半身の柔軟性(荷重をかける際に重要)、体重移動。
肩関節は、ライズアップの動作、ブレーク操作。

デスクワーク、仕事で一定の動作の継続、加齢により、可動域の大きい股関節と肩関節の柔軟性は失われてしまいます。

長くパラグライダーを続けるためにも柔軟性、体力は保ちたいものです。

すでに体が硬くなっている人は無理してストレッチをせずに、整体などに行って少しずつほぐしていきましょう。
ストレッチで体を痛めては、本末転倒ですから。



人気記事はこちらです!
1.Q.次のグライダーを選ぶ基準は?
2.パラグライダーの進化について
3.冬のフライトで、手の冷えを我慢し過ぎると…
4.あなたにぴったりのグライダーをチェックします!
5.冬はアンダーウェアをかためよう

【はじめてのパラグライダー】シリーズ
初心者向けの記事です。

【認知特性】シリーズ中級者、上級者向けの記事です。


投稿者名 上野陸 投稿日時 2016年08月09日 | Permalink

パラグライダー 車内放置にご用心



夏本番これから最高気温が更新される時期です。sun

注意したいのが、パラグライダーの車内放置!

JAFの車内温度実験

50℃以上になり、ダッシュボード付近は80℃近くまで温度が上昇します。

この温度変化がマテリアルにダメージを与えます。

マテリアルは良くなってはいるのですが、パラグライダーの軽量化に伴いセールが薄く、ラインが細くなり、その分デリケートになっています。

取り扱いを考えると、軽量化の波には逆らえません。(苦笑)

あと、気をつけたいのが紫外線です。

スキンケアと同じです。

これも放置すると、インストラクターの日焼けみたいになるかもしれません。(みなさまお疲れ様です。涙)

セットアップ後やフライト後には、機材を日陰に移動させるなどしましょう。

熱中症にも気をつけなければならないので、急いでたためとは言いませんので。

夏を楽しみましょう!



投稿者名 上野陸 投稿日時 2016年07月27日 | Permalink

パラグライダーのメンテナンスについて

アウトドア&フィッシング ナチュラム


最近問い合わせのあるパラグライダーのメンテナンスについてです。

パラグライダーの素材は進化したとはいえ、やはり経年変化は避けられません。

今日はラインについて話します。

パラグライダーはキャノピーとラインで構成されています。

ラインは前縁に沿って AラインからDライン、ブレークコードと構成されています。

グライダーのデザインによって、4列から2列の組み合わせと様々です。

パラグライダーはフロント側のラインに多くの荷重がかかるように設計されています。
安定した気流の中でそれぞれのラインを触ってみると荷重の差がわかります。
フロントライン>リアラインという荷重の構図になります。

荷重のかかっていないリアラインが収縮しやすいという構造なのです。

最も荷重のかからないブレークコードは調整できるように結びになっています。



リアラインが収縮することによって何が起こるのでしょうか?

一番分かりやすい変化は、ライズアップ特性が悪くなった。
ライズアップがスタックして上がらなくなったということです。

リアラインが収縮することによって、ブレーキがかかってしまうからです。

同じ理由で、

ストール傾向がある。

ストールからの回復性が悪くなった。

グライダーの速度を回復させるためのサーチという動きが起きなくなるためです。

気流が変化する状況では、ストールのリスクが高まります



それぞれのグライダーには、グライダーチェックの期間が示されています。

ライン計測は、チェックセンターで行います。

チェックセンターはこちら

5kgの荷重をかけて計測します。

7〜8mのライン長で、プラスマイナス10mmが許容範囲です。

計測機器と技術がないと正しい結果がでません。

データは公開されているものがありますが、個人での計測は難しいです。

許容範囲をこえていればラインの調整をします。

ラインを引っ張ってもだめですよ。

すぐに元に戻りますから。

ラピッドリングのループで調整します。

調整範囲を超えているようであればライン交換になります。

まずは販売店さん、メーカーにご相談を。

定期的なメンテナンスで、安全で快適なフライトを楽しみましょう!



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投稿者名 上野陸 投稿日時 2016年07月25日 | Permalink