もしも航空機火災に巻き込まれたら
モスクワの空港でロシア旅客機が炎上した事故での死者は41人に。一部乗客は「雷が直撃」と語っています。
— 毎日新聞 (@mainichi) 2019年5月6日
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5/5にアエロフロート・ロシア航空の旅客機スホイ・スーパージェット100(73名の乗客と5名の客室乗務員)が緊急着陸して炎上した。
死者は41名になりました。
アメリカの国家運輸安全委員会 (NTSB) の行った調査によると、航空機に乗って死亡事故に遭遇する確率は0.0009%であるという。
航空事故 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/航空事故
確率的には事故の可能性は低いとはいえ、不幸にも航空機の火災に巻き込まれた時の対処法をたまたま読んだのでシェアしておきます。
緊急事態から脱出するために乗客がすべきこと
飛行機というものは、一度火災が発生すれば、地上で停止している場合でも不時着する場合でも、ほとんど同じくらい危険な目にあうものだ。キャビンの火災では、ときには100人以上が極めて危険な状況に追い込まれる。こうした最悪の事態に対しては、事前によく考えておいたほうがいい。
ジェット機がエンジン爆発をおこしたり、低速で滑走路に不時着したりして搭載燃料に引火すると、そうした事故につながる。
今はまだ命のある乗客も、脱出するのにほんの数分、おそらく秒単位の時間しか残されていないという状況になるのだ。
狭い機内では、愉快に身を伏せれば踏みつけられる。鼻と口をおおためのハンカチを取り出そうと行のバスだけで、叩かれてバランスをしまう危険がある。人々は切羽詰まって、狭い非常ドアに殺到する。
合成樹脂とジェット燃料の燃えた煙を吸引すると、たちまち中毒にかかる。
死亡したその大半は高熱ではなく、煙を吸い込んだことが命取りとなった。すすけた黒色混合物には何百と言う有毒化学物質が含まれている。
知っておいたほうが良い予防措置もある。緊急時についての説明の間、他の乗客は新聞を読んでいても、あなたはいちばん近い非常ドアまでの椅子の背もたれの数を覚えておこう。火災が発生した場合には、このことを知っておくことが必要になる。なぜなら煙が黒くて濃いので、通路から非常ドアは見えないからだ。煙の下になろうと、かがみこんではいけない。機内がほぼ無人状態でなければ、踏みつけられるだけだ。空港で搭乗した時、どのドアから入ってきたということは、たまたまそれがいちばん近くて安全なドアでないかぎりは、無視せよ。機体の炎上と崩壊を調査した結果、ほとんどの乗客は、空いている出口の脇を通りすぎ、わざわざ苦労して客室の端まで歩いて、搭乗口のドアめがけて殺到することが明らかになっている。もし飛行機が停止し、それが火災発生のせいだと分かったら、ただちに脱出せよ。
「最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか」 ジェームズ・R・チャイルズ 草思社
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