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災害時の情報


みなさんこんにちは、
サニーサイドアウトドアアウトドアスクールの上野です。

防災について役立つ情報を伝えます。

2011年の東日本大震災の時は、茨城県のパラグライダースクールで仕事をしていました。
屋外で作業をしていた時です。
経験したことのない大きな揺れと時間の長さ、前の家の瓦がドドッと崩れ落ちたこと、山の杉花粉が一斉に飛び出したことからとんでもないことが起きていることは分かりました。

すぐに停電になり、テレビは使えなくなり、固定電話と携帯電話もつながらなくなりました。

このように大きな災害が発生すると、被害地域では停電や通信の遮断によって、一番情報が欲しい時に情報が入って来なくなります。

普段は情報が膨大に溢れている時代です。
そのギャップがさらに不安を呼びます。

災害時の情報について考えます。


情報 

停電によりテレビは使えないです。

基地局が生きていたら、スマートフォンでインターネットにつながることはできます。
2018年の北海道胆振東部地震では、1日程度で基地局のバッテリーが切れたのかつながらなくなりました。

こういった時には、携帯ラジオ、カーラジオが役立ちます。

安否確認

被害地域への、電話の集中によるパンクを防ぐために通信の制限がされます。
固定電話、携帯電話とも同じです。

被害地域では電話での安否確認はできません。
被害地域での緊急通信が優先されます。
不要不急な電話をかけることは避けましょう。


災害伝言ダイヤル171、WEB171

安否確認のために災害伝言ダイヤル171が開設されます。

  • 被災地域での電話がキーとなり伝言ができます。
  • キーとなる電話番号を決めておかなければなりません。
  • 伝言は30秒以内なので、メッセージは短くまとめる必要があります。


災害伝言ダイヤルの使い方はこちら

体験利用できる日がありますので、一度体験することをおすすめします。

 

SNS

LINEやFACEBOOKなどのメッセージ機能です。文字情報は比較的つながりやすいです。
しかし相手とつながってる必要があります。
 


公衆電話

携帯電話の普及で使わなくなりました。しかし災害時には優先的につながります。
公衆電話を使ったことのない世代もいます。
使用方法を確認しておきましょう。

公衆電話の使い方

 

複数の安否確認

三陸地方では「津波でんでんこ」と言う言葉が伝えられています。

それぞれ「津波が来たら、取る物も取り敢えず、肉親にも構わずに、各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ」「自分の命は自分で守れ」という意味です。
 
今のライフスタイルでは家族は日中それぞれ違った場所にいます。
まずは自分が生き残るために全力を尽くしましょう。

その後デジタルな通信手段が使えない場合のために、集合する避難場所、遠方の親戚、知り合いを介した伝言方法などを決めておくといいでしょう。

デマ

大きな災害では情報不足と不安からデマ情報が流布します。

東日本大震災東日本大震災と北海道胆振東部地震では、「石油コンビナート、化学工場からの有毒ガス」「大きな余震の発生」などのデマが流布されました。

1923年の関東大震災では凄惨な事件が発生しています。

悪意がなく善意での拡散が信ぴょう性を高めていることが問題です。
情報はすぐに信頼するのではなく、まずは一次情報にできるだけ近づき、エビデンスをとることです。それがかなわない状況では、複数の情報にあたり信頼性を探ります。
行動を要する場合でも、情報を探り続け選択肢を残しておきます。
デマによって命の危険にさらされることもあります。

冷静に論理的に考え行動しましょう。

 
それではまた!

 


サニーサイドアウトドアスクールの防災プログラムについて

サニーサイドアウトドアスクールでは、さまざまな防災プログラムを開講しています。
日本にはさまざまな災害が発生します。弊社の防災プログラムは、「もしもの時に行動できる」を目的としています。
スキルを教えるというよりも、グループワークでの話し合い、実技を通しての学びや気づきに重点をおいています。

防災サバイバルキャンプ

初心者から対象です。
STEP1からSTEP3を行うことによって、災害の全体像、優先順位を学ぶことができます。
グループワークで話し合い、実習でスキルを実践します。
失敗は当然です。失敗から学ぶことは多くあります。
しっかりと振り返りを行い、実際の災害で行動できる人になるための防災脳を育みます。

STEP1 災害を考える・飲む・食べる
STEP2 火を扱う・備える・応急処置
STEP3 泊まる (11〜3月 休止)

  • 時間 13:00〜16:00
  • 人数 2〜12名
  • 年齢 10歳以上
  • 持ち物 汚れても構わない服装、軍手、防寒着、雨具
  • 料金 講習料 6,500円 (平日割6,000円 お正月、ゴールデンウイーク、お盆シーズンを除く)
       施設使用料 1,000円
       傷害保険料 500円

お申し込み、お問い合わせはメールで!


防災キャンプについて

団体様向けの防災プログラム 

人数 12名から60名まで

グループワーク中心になります。
実技は、年齢などにより制約があります。

会社やグループでの研修に活用できます。

出張でのプログラムも受け付けています。
プログラムの内容については、参加年齢、難易度、地域性を考慮してアレンジできますので、ご相談ください。

お申し込み、お問い合わせはメールで!

 


72時間サバイバルプログラムの紹介
4名さまからプログラムを開講します。

  • 場所:静岡県富士宮市佐折631 天子の森キャンプ場
  • 時間:13:00〜17:00(プログラムによって終了時間は変わります。)
  • 年齢:10才以上推奨(長いプログラムだと検定を入れると4時間になります。)
  • 各プログラム:ファイヤー」「ウォーター」「シェルター」「フード」「SOS」「ファーストエイド」「ナイフ」「チームビルド」
    詳しい内容はこちら!
  • 料金:1プログラム 5,000円 施設使用料1,000円 ナイフ ファイヤーなどの危険を伴うプログラムは傷害保険に加入してください。


※出張講習いたします。(別途交通費、出張費がかかります。)

詳しい内容はこちら!

お申し込み、ご質問はこちらから!


投稿者名 上野陸 投稿日時 2020年01月22日 | Permalink