今期初の北西風 冬はどんな風が吹くの?
サニーサイドパラグライダースクール 校長の上野です。
今期初の北西風でした。
冬に多く見られる縦縞もようの西高東低の気圧配置。
今後のフライトをうらなう意味でも貴重なデータです。
時系列で風向風速を見てみましょう。
北西風は、ピンネシリ岳(1,100m)が風をブロックして、美唄は風が淀むんだ!
勉強になります。
#パラグライダー #ピンネブロック #美唄スカイパーク pic.twitter.com/ETOpPIjDQQ
— 上野 陸 (@uno_sunny) 2015, 9月 30
青空の快晴!風も穏やか。
しまった。
北西強風予報におののき体験をキャンセルしてしまいました。
ピンネブロック、10時40分に寒気の雲とともに決壊しました。(悲)
今期北西風は始めてです。
風上側に高い山、接地逆転層の影響とおもわれ。
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— 上野 陸 (@uno_sunny) 2015, 9月 30
快晴から積雲ができ始め、黒い雲の登場。
ここで風ブロックが崩壊。
北西風が吹き始める。
【注意】常に風、雲の変化に注意しておかないと、ダム決壊に巻き込まれる小舟のようなことになってしまいます。
地表風で5m/s。
#パラグライダー #美唄風システム #美唄スカイパーク #サニーサイドパラ pic.twitter.com/tsExlz1tbI
— 上野 陸 (@uno_sunny) 2015, 9月 30
北西風がビューと入って来ました。
ここで空中にいたらえらいこっちゃ!
地形と逆転層と関係で作られる風のシステムなんですね。
風上側に1,100mのピンネシリ岳を中心とした山々(ダムの役割)。接地逆転層(冷たく重い空気が底にたまった状態)で、風が淀む状態をつくっていたのです。
天気図も載せておきます。
冬は宇都宮、朝霧、伊豆などでこのような風システムでフライトできます。
しかし風向きの変化、対流によって逆転層が崩れ、ダム決壊のように強風域になってしまうこともあります。
嵐の中に漂う小舟のようにならないように注意しなければなりません。
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