みなさんこんにちは!
サニーサイドパラグライダースクールの上野です。
まだまだ猛暑が続いているところがあります。
これだけ猛暑が続くと、アウトドアでどんな服をどのように着るかは技術の一つです。
パフォーマンスだけではなく、安全性に関わることになります。
体温調整ができないヒトは、服によって空気の層を作り出し環境に適応しています。
重ね着のことをレイヤリングといいます。
季節や運動の種類や強度によって、それに合った服装を選択する必要があります。
夏のレイヤリングは、カラダの空気の層をいかに、ドライに保ちカラダを冷やすかです。
着るエアコンみたいイメージですかね。
猛暑も記録的になると、元気で長年夏をフライトしているパラグライダーパイロットでも熱中症のリスクを軽くみてはいけません。
長年夏の日中に活動していてたどり着いたレイヤリング術を紹介します。
体温を快適に下げてくれる速乾Tシャツ
速乾性のシャツの素材には小さな穴が空いています。毛細管現象で、汗を吸い上げて早く乾かします。乾かす時に気化熱を奪うので体温の上昇を防いでくれます。
吸い上げ能力は素材によって違います。運動強度や汗のかき方によって選んでください。
汗で体が濡れてまま放置しておくと、水分は熱の電導率が高く一気に体温が下がります。肌だけが冷たくなり汗冷えという状態になります。これで風邪を引いてしまい体調を崩したことがありました。
汗対策は、身体のパフォーマンスを奪うだけではなく、私たちパイロットに重要な判断力を低下させることになりかねません。快適さだけではなく安全性に関わることです。
夏のパラグライダーの講習は、インストラクターにとって陸上部の部活みたいなものです。
パタゴニアのキャプリーンは、夏の講習になくてはならないものになっています。
肌触りが柔らかく、抜群の吸湿発散性で汗抜けがよい。
縫製がいいので、肩周り、脇のあたりが全く気になりません。フィールドテストをしっかりしているのでしょう。
永続的防臭加工済みで接客もばっちりです。(笑)
日焼けを防ぐ 疲れを軽減
せっかくの夏なので、肌を出して太陽を吸収したいところです。
しかし毎日となると、日焼けは体力を消耗しますし、寝つきが悪くなります。
私の組み合わせは、Tシャツ、ハーフパンツに、アームスリーブ、ふくらはぎ用のコンプレッションウェアの組み合わせです。
コンプレッションウェアは、運動中の筋肉の振動を抑え、疲労を軽減させるものです。
この組み合わせにしてから疲労が残りにくくなりました。
Tシャツとハーフパンツの間から風が入るので快適です。
肌が露出していないので、転んだり滑ったりしてもケガのリスクが減ります。
朝晩の不快なブヨや蚊などの虫対策にもバッチリです。
コンプレッション ウェアは、いろいろなタイプやサイズを試した結果、スキンズのオーソドックスなタイプに落ち着きました。
締め具合がちょうどいいです。
長時間つけていても気にならないです。
168cm 60kgでSサイズです。
まだまだ残暑が続くところもあるでしょう。
これだけの猛暑ではガマンは美徳ではありません。
せっかくの夏です。
服装にひと工夫するだけで、快適に楽しくできます。
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