楽天主義と楽観主義
みなさんこんにちは!
サニーサイドアウトドアスクール 校長の上野です。
今日は楽天主義と楽観主義について考えます。
「アドラー心理学入門」岸見一郎 著 から
二匹の蛙の話があります。二匹の蛙がミルクの入った壺のふちのところで飛び跳ねていました。
突然、ミルク壺に落ちてしまいました。1匹のカエルは、ああもう駄目だ、と叫んで諦めてしまいました。そしてガーガー泣いて何もしないでじっとしてるうちに結局溺れて死んでしまいました
もう一回の蛙も同じように落ちたのですが、しかし何とかしようと思ってもがいて足を蹴って一生懸命泳ぎました。すると足の下が固まりました。ミルクがチーズになったのです。それでぴょんとその上に乗って外に飛び出しました。
楽天主義は、何が起こっても大丈夫、何が起こっても悪い事は起こらない、失敗するはずは無い、と思うことです。大丈夫だと思って何もしません(『個人心理主義講義』130〜1頁)そうではなくて、楽観主義は現実を見据えるのですだめです。現実をありのままに見て、そこから出発します。
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アドラーは、人があらゆる状況で楽天的であれば、そのような人は間違いなく悲観主義者だと言っています(『子供の教育』241頁)。敗北に直面しても驚いたようには見えません。すべてはあらかじめ決まっている、と感じ、楽天家であるように自分を見せているだけなのです。
防災はやらなければならないことは分かっていても、実際に行動する人は多くはないのが現実です。
自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう心理的な働きのことを正常性バイアスといいます。
「自分だけは大丈夫」
「今回は大丈夫」
「忙しくていつ来るかわからない災害の準備をする時間なんてない」
「まさかここでこんなことが起こるとは」
まさにアドラーのいう楽天主義です。
一方、楽観主義では、災害はいずれ来るものというところから出発し、知識や備えをして行動するものです。
たった一文字の違いです。
あなたならどのように考えますか。
サニーサイドアウトドアスクールの防災プログラムについて
サニーサイドアウトドアスクールでは、さまざまな防災プログラムを開講しています。
日本にはさまざまな災害が発生します。弊社の防災プログラムは、「もしもの時に行動できる」を目的としています。
スキルを教えるというよりも、グループワークでの話し合い、実技を通しての学びや気づきに重点をおいています。
防災サバイバルキャンプ
初心者から対象です。
STEP1からSTEP3を行うことによって、災害の全体像、優先順位を学ぶことができます。
グループワークで話し合い、実習でスキルを実践します。
失敗は当然です。失敗から学ぶことは多くあります。
しっかりと振り返りを行い、実際の災害で行動できる人になるための防災脳を育みます。
STEP1 災害を考える・飲む・食べる
STEP2 火を扱う・備える・応急処置
STEP3 泊まる (11〜3月 休止)
- 時間 13:00〜16:00
- 人数 2〜12名
- 年齢 10歳以上
- 持ち物 汚れても構わない服装、軍手、防寒着、雨具
- 料金 講習料 6,500円 (平日割6,000円 お正月、ゴールデンウイーク、お盆シーズンを除く)
施設使用料 1,000円
傷害保険料 500円
団体様向けの防災プログラム
人数 12名から60名まで
グループワーク中心になります。
実技は、年齢などにより制約があります。
会社やグループでの研修に活用できます。
出張でのプログラムも受け付けています。
プログラムの内容については、参加年齢、難易度、地域性を考慮してアレンジできますので、ご相談ください。
お申し込み、お問い合わせはメールで!
72時間サバイバルプログラムの紹介
4名さまからプログラムを開講します。
- 場所:静岡県富士宮市佐折631 天子の森キャンプ場
- 時間:13:00〜17:00(プログラムによって終了時間は変わります。)
- 年齢:10才以上推奨(長いプログラムだと検定を入れると4時間になります。)
- 各プログラム:ファイヤー」「ウォーター」「シェルター」「フード」「SOS」「ファーストエイド」「ナイフ」「チームビルド」
詳しい内容はこちら! - 料金:1プログラム 5,000円 施設使用料1,000円 ナイフ ファイヤーなどの危険を伴うプログラムは傷害保険に加入してください。
※出張講習いたします。(別途交通費、出張費がかかります。)
詳しい内容はこちら!
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