ゴールデン5 (EN-Bスタンダード)インプレッション


グラディエント社のEN-Bスタンダードクラス ゴールデン5 試乗機が届きました!
このゴールデンシリーズは、多くのパイロットと共に成長してきました。
5作目となるゴールデン5 は、どのような飛びを見せてくれるのでしょうか。


さっそくテイクオフに上がりセットアップ。
メインセールは、ポルシェスポーツのスカイテックス38gを使用。
ノーマルの生地です。
24サイズでグライダー重量は、4.8kgと標準的なものです。



ライズアップ特性は、軽量グライダー並みに軽く上がってきました。
ナイロンロッドが前縁の形状をしっかりと形作っているおかげです。
短めの助走距離でもしっかりとチェック、加速ができました。



早い時間でしたが、サーマルにクリーンヒット!
気温が低めで細く強いサーマルです。逃してはならずとハイバンクにも反応してくます。
グラディエントらしいダイレクトなハンドリングです。

ゴールデン5は、風の変化やサーマルのコアなど風の情報を、ナチュラルに教えてくれます。
ところどころで風が当たって嫌なところがありましたが、このクラスで標準的な5.34のアスペクト比は実用的です。(笑)
一発で1,000mゲインできました!



猛禽類のような鋭い翼端の形状は、ファルコンウイングチップです。
アスペン6に採用されたテクノロジーで、形状記憶合金ニチノールで形作っています。
翼端の誘導抗力を減らす働きがあります。



ついにこのクラスにもつきました。
リアライザーコントロールです。

Cライザーについているグリップは、フルリリース、アクセルオンのグライディングしている時に使用します。
ピッチやヨー方向の微調整をブレークコードの代わりに使います。
パラグライダーは、ブレークコードでコントロールするものですが、速度や滑空比を落としてしまいます。
そこで後ろのラインを使って微調整をしてロスを最小にするためのものです。

大きく取られた場合は、ブレークコードのほうが有効です。
こだわり過ぎずに柔軟に対応しましょう。



ビッグイヤーは、EN-Bクラス標準です。


トータルバランスは、EN-Bスタンダードらしく優れています。
アスペクト比は5.34と微増に抑え、前縁のナイロンロッド、VOシステムやファルコンウイングチップなどのあたらしいテクノロジーでパフォーマンスを上げています。
ソアリングを本格的に楽しみたいパイロットにおすすめのグライダーです。

試乗機は、24サイズ(75-90kg)26サイズ(85-105kg)がございます。
試してみませんか?
http://www.airheart.jp/product/gradient/golden5/index.shtml



投稿者名 上野陸 投稿日時 2017年12月28日 | Permalink