もし冬に大規模停電になったら


みなさん、こんにちは!
サニーサイドアウトドアスクールの上野です。

今日も防災に役立つ情報をお届けします。

冬の防災についてお問い合わせがありました。

冬の災害でまず気をつけなければならないのが、低体温症です。

2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震では、北海道全域で大規模停電ブラックアウトが起こりました。



北海道でもっとも大きな発電所である「苫東厚真火力発電所」が、震源地の近くにあり地震の影響で機械の一部が壊れ停止したのが原因でした。

電気は、需給バランスが常に合っていなくてはならず、次々と他の発電所も緊急停止に追い込まれました。
復旧したのが二日後で50時間後99%が復旧しました。
一部では一週間以上かかっているところもあります。

9月でよかったというのが正直な感想です。
もしこれが冬であったら、被害はもっと大きくなっていたでしょう。

この被害の原因になるのが「低体温症」です。

北海道では暖房器具はなくてはならないものです。
電力の供給が長く安定している時代を過ごしてきたので、雪国の暖房器具はほとんどが電気を使用したものです。
ストーブといえどもファンヒーターなど電力を使用し、熱効率を上げ、安全性が高いものが主流です。

大規模停電になると、暖房器具が使えないことになり、氷点下以下になる地域では死活問題になります。

私は、この冬前に電力を使わない昔ながらのシンプルな石油ポータブルストーブを買いました。

避難所に行っても停電であれば暖房は期待できません。

阪神淡路大震災は、1月17日、東日本大震災は3月11日に発生しています。
何らかの方法で備えておく必要があります。

次回は低体温症について考えます。




「防災しなければならないのは分かるけど、何からすればいいのか?」

そんなあなたのために防災プログラムを開講しています。

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スキルを教えるというよりも、グループワークでの話し合い、実技を通しての学びや気づきに重点をおいています。

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投稿者名 上野陸 投稿日時 2020年01月30日 | Permalink