災害の被害データをみてみよう

第 3-2-4 図は、我が国における自然災害の発生件数と被害額の推移を示している。これを見ると、自然災害の発生件数が変動を伴いながら増加傾向にあり、阪神・淡路大震災(1995年)、東日本大震災(2011年)の発生時には大規模な被害を記録している。

2019年版「中小企業白書」第2章:防災・減災対策より


「我が国における自然災害の発生件数と被害額の推移を示している。これを見ると、自然災害の発生件数が変動を伴いながら増加傾向にあり、阪神・淡路大震災(1995年)、東日本大震災(2011年)の発生時には大規模な被害を記録している。」
2019年版「中小企業白書」第2章:防災・減災対策より

資料では2019年度の分は入っていない。
2019年は、台風19号は150億ドル、台風15号は50〜90億ドルとロンドンの国際援助団体「クリスチャンエイド」が推計している。


2019年版「中小企業白書」第2章:防災・減災対策より


「世界における我が国での自然災害の被害額について確認する。第 3-2-2 図は、世界における1985年から2018年までの自然災害による累積被害額構成を示している。これを見ると、我が国における自然災害による被害額の割合は世界全体の14.3%と高い水準にあることが分かる。」
2019年版「中小企業白書」第2章:防災・減災対策より


「日本は国土面積で世界の0.28%、人口比率でも1.9%しか占めていないが、2014年版の防災白書によると、マグニチュード(M)6以上の地震の18.5%は日本国内で発生し、活火山の7.0%が日本に存在する。
〜また、災害死亡者は世界の1.5%にとどまるものの、自然災害で発生する被害金額は17.5%にも上る。」
ニッポンドットコム 2019.09.30 より

被害額のデータからも分かるように、日本の自然災害の発生率、被害額は世界の割合から見ても多く、増加傾向にある。

2011年の東日本大震災は茨城県に、2018年の北海道胆振東部地震の時は北海道にいた。

幸い地震の直接的な被害はなかったが、生活に直結しないパラグライダーの事業をしていたため仕事は休眠状態になった。
電気、水道、物流が復旧し、安定するまでの1ヶ月はその状態が続いた。

災害後、半年で回復するとは言われているが、一早い復旧、復興は重要だ。

今後台風19号のような広範囲に甚大な被害を及ばす気象災害、首都圏直下型地震、南海トラフ地震などの影響の大きい地域で甚大な災害が発生すると、その影響は全国に波及することが予想される。

全国に散らばるサプライチェーンや在庫を持たずに効率の良い流通は社会が安定している時は効果的だろう。
しかし一旦災害でそれが分断されると機能しなくなる。

日本に住んでいる以上、日本全国災害運命共同体なのだ。

気候変動による毎年のように襲ってくる台風や豪雨。
周期的にやってくる地震や噴火。

自然災害に強い体制を作っていくしかない。
災害に対する備えと起こったあとにいかに早く復旧、復興するかという体制作りが必要だ。

「まさかこの地域で災害が起こるなんて思わなかった」
「あの時ああしておけばよかった」
では済まされない時代だと思う。

文明や文化を作り上げていくのは長い年月がかかるが、失うのは一瞬だ。
長年、スカイスポーツの危機管理では「悲観的に備えて、楽観的に対処する」ことを学んだ。

まだ備えるには遅くはない。



サニーサイドアウトドアスクールの防災プログラムについて

サニーサイドアウトドアスクールでは、さまざまな防災プログラムを開講しています。
日本にはさまざまな災害が発生します。弊社の防災プログラムは、「もしもの時に行動できる」を目的としています。
スキルを教えるというよりも、グループワークでの話し合い、実技を通しての学びや気づきに重点をおいています。

防災サバイバルキャンプ

初心者から対象です。
STEP1からSTEP3を行うことによって、災害の全体像、優先順位を学ぶことができます。
グループワークで話し合い、実習でスキルを実践します。
失敗は当然です。失敗から学ぶことは多くあります。
しっかりと振り返りを行い、実際の災害で行動できる人になるための防災脳を育みます。

STEP1 災害を考える・飲む・食べる
STEP2 火を扱う・備える・応急処置
STEP3 泊まる (11〜3月 休止)

  • 時間 13:00〜16:00
  • 人数 2〜12名
  • 年齢 10歳以上
  • 持ち物 汚れても構わない服装、軍手、防寒着、雨具
  • 料金 講習料 6,500円 (平日割6,000円 お正月、ゴールデンウイーク、お盆シーズンを除く)
       施設使用料 1,000円
       傷害保険料 500円

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防災キャンプについて

団体様向けの防災プログラム 

人数 12名から60名まで

グループワーク中心になります。
実技は、年齢などにより制約があります。

会社やグループでの研修に活用できます。

出張でのプログラムも受け付けています。
プログラムの内容については、参加年齢、難易度、地域性を考慮してアレンジできますので、ご相談ください。

お申し込み、お問い合わせはメールで!

 


72時間サバイバルプログラムの紹介
4名さまからプログラムを開講します。

  • 場所:静岡県富士宮市佐折631 天子の森キャンプ場
  • 時間:13:00〜17:00(プログラムによって終了時間は変わります。)
  • 年齢:10才以上推奨(長いプログラムだと検定を入れると4時間になります。)
  • 各プログラム:ファイヤー」「ウォーター」「シェルター」「フード」「SOS」「ファーストエイド」「ナイフ」「チームビルド」
    詳しい内容はこちら!
  • 料金:1プログラム 5,000円 施設使用料1,000円 ナイフ ファイヤーなどの危険を伴うプログラムは傷害保険に加入してください。


※出張講習いたします。(別途交通費、出張費がかかります。)

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投稿者名 上野陸 投稿日時 2019年12月31日 | Permalink