2017.5.24 スキーは夏にうまくなり、泳ぎは冬にうまくなる
サニーサイドパラグライダースクール校長の上野です。
梅雨のような天気で朝起きると雨(汗)。
雨雲レーダーは雨は朝のうちに抜ける予想。
風も弱いし好転するのを見込んで、美唄スカイパークでのトーイングを選択し集まっていただきました。
雨上がりでしっとり感があるものの風は南風で2m/sといい感じです。
まずは低くトーイングをしてみます。
調子いいですね。
フルトーイングしてみましょう。
高度200mを越えたあたりでうっすら白くなりました。
リリースして降下ビッグイヤー!
雲底が低い時に調整が効くので、地上から飛び立つトーイングのメリットの一つです。
今シーズン初めてのトーアップでしたがKさん今日は絶好調です。
まさに「スキーは夏にうまくなり、泳ぎは冬にうまくなる」です。
ヒトの能力は不思議なものです。
いつも一定のスピードで成長するわけではありません。
いろいろなピースがピタッとはまって「できた!」となります。
だからおもしろいのです。
3DAYSコースに入校した方もこの流れに乗り、トーイングフライト成功です!
美唄スカイパークでのスクーリングもシーズンインです。
パラグライダーを始めるにはいいタイミングです。
ファーストグライダーに軽量デナリをすすめる理由
こんにちは、エアハート上野です。
今日は初めて自分の翼ファーストグライダーで、軽量グライダーDENALI(デナリ)をおすすめする理由を書きます。
パラグライダーは機材一式がザック一つに装備が収まるという航空機としては画期的なものです。
その一方、翼をつくるライズアップという行為をしなければなりません。
練習生はこのライズアップのトレーニングをします。最初のハードルですね。
ライズアップを言い換えると、約5kgのパラグライダーを8m(ライン長)まで上げる行為ともいえます。
軽量グライダーのメリットは、軽くなった分上がりやすいということです。
ちなみにGRADIENT社のブライト5 26サイズ 4.9kgに対し、デナリ26サイズは4.2kgと700g軽くなっています。ペットボトル1本分以上です!
また慣性力が弱まるため、翼が自分を通り越してしまうシュートの傾向が少なく、翼の傾きの修正が楽などのメリットがあります。
翼の重量が17%軽くなるということは、実はメリットがとても大きいのです。
簡単にいうとライズアップがしやすいのです。
「上手くいかないライズアップでくじけそうになる」から「翼を操る感覚がわかってきて楽しい」にかわります。
軽量グライダーのデメリットとして言われてきたのが耐久性です。
軽量にするために薄いセールを採用します。
以前は耐久性が低く寿命が短いことがありました。
セールメーカーの努力により、ノーマルセールと軽量のセールの保証期間は同じレベルになりました。
物理的なダメージの何かに引っ掛けるとかは別ですよ。
これは軽量のデメリットが改善されてメリットが享受できパラグライダーの進化と言えます。
グランドトレーニングが楽しくなります。
軽い分レスポンスもいいです。
ビギナーも扱いやすい安定性になっています。
将来的に歩いてテイクオフまで登るハイク&フライに使えます。
とにかく全体のフィーリングがいいのです。
ぜひお試しあれ!
デナリのページ
インストラクターのみなさんも夢中です。
2017.5.20 美唄でのトーイングフライト
9時には20度という北海道で夏の気温です。
空気が乾燥していてさわやかです。
日射が強いのでうっかり日焼け止めをぬり忘れるとえらいことになります。
顔がヒリヒリしてます。(汗)
やっと風が落ち着いて来ました。
今日は美唄でのトーイングのレッスンです。
今日は久しぶりのフライトだったので、低高度で控えめのフライトです。
ライセンスコースは、美唄スカイパークという飛行場でレッスンを行います。
トーイングという凧揚げの原理でフライトします。
午前中の穏やかな風の中、飛行場という障害物の少ない平地で行います。
飛行場内でフライトを高高度レッスンを行うので、山に上がる時間がかかりません。
時間的に効率の良く短時間に複数フライトできるので学習効果が高いレッスンができます。
100本でパイロット証が取得を目指すカリキュラムを組んでいます。
札幌から40分というアクセスの良さです。
ライセンスをめざしてフライトしてみませんか?
コースの案内はこちら
ワールドアキュラシーチャンピオンシップ2017 BRIGHT5 1,2フィニッシュおめでとう!
第9回ワールド パラグライディング アキュラシー チャンピオンシップ2017が、5月5日から14日に東ヨーロッパのアルバニアで行われました。
アキュラシーというのは、パラグライダーの着地の精度を争う競技です。
Tzvetan Tzolov 選手(ブルガリア)がBRIGHT5で優勝。Matjaž Sluga選手 (スロベニア)がBRIGHT5で準優勝です。
結果を見てください。
デッドセンター・ディスクという中心点からの距離を計測します。
ディスクを踏めば0点、cmを四捨五入して点数とします。
最も点数の少ない選手が勝ちです。
優勝したTzvetan Tzolov 選手は、最大点の一本を削除し9Rフライトした成績が7cm!
0cmが4本です。
GRADIENT社のBRIGHT5は、ファーストグライダーとしても扱いやすいグライダーです。
BRIGHT5のページはこちら
BRIGHT5をベースに軽量バージョンのDENALIはおすすめです。
DENELIのページはこちら