事故がなくならない理由 再考
ゴールデンウイークになるとアウトドアでの事故の報道が多くなります。
自戒も込めて、今年の春にJPAの事故対策会議のセミナーが行われた芳賀繁繁先生の「事故がなくならない理由」を読み直してみました。
その心理的なメカニズムを知り、「リスクはゼロにできない」ので積極的にリスクマネジメントをしていくのは、パラグライダーだけではなく変化が早い時代にはいいトレーニングになるのではないでしょうか。
【ミスをしない人間はいない】
— 北海道の⌒パラ⌒インストラクター 上野陸 (@uno_sunny) 2016年5月7日
錯覚、勘違い
動作の失敗
記憶の失敗、失念
などミスは起こります。
ダブルチェック、復唱、確認会話などで防止できます。
しかし脳は省力化しようとするので、形骸化すると「そもそも見ていない」ことが起きるので注意!#事故がなくならない理由
【人はなぜリスクを犯すのか】
— 北海道の⌒パラ⌒インストラクター 上野陸 (@uno_sunny) 2016年5月7日
失敗のリスクを減らすはずの対策や訓練を施しても、自分が目的によって得られる利益を最大化しようとして、低下したリスクを埋め合わせるように行動を変化させてしまうためである。#事故がなくならない理由
【安全への動機付け】
— 北海道の⌒パラ⌒インストラクター 上野陸 (@uno_sunny) 2016年5月7日
リスクをとるか避けるかの判断は、
本人の価値観、
周囲の人や文化の影響、
リスクテイキングという心理的なメカニズム、
に影響を受けるので、安全装置だけでは機能せず、安全への動機づけが必要である。#事故がなくならない理由
【リスクマネジメント】
— 北海道の⌒パラ⌒インストラクター 上野陸 (@uno_sunny) 2016年5月7日
『リスクをゼロにすることはできない。』
という前提を受け入れつつ、リスクに目をつぶるのではなく、リスク情報を積極的に集めて優先順位の高い順に対策を実施する。
柔軟でしなやかな安全への対応が必要。#事故がなくならない理由
【自尊心と安全行動】
— 北海道の⌒パラ⌒インストラクター 上野陸 (@uno_sunny) 2016年5月7日
将来に高い価値や明るい希望を持っている人々の方が、将来よりも現在に価値を見出している人々よりも、安全で健康的な生活習慣を持っている。
誇り高く生きること、将来に希望をもつことが安全への動機づけの鍵である。#事故がなくならない理由
ゴールデンウイーク最後の週末もハッピーランディングで締めくくりましょう!