NEVADA2とNEVADA2 LIGHT 飛びの違いは?


GRADIENTのEN-BプラスグライダーNEVADA2がリリースして間もなく、軽量版NEVADA2 LIGHTがリリースされました。

これだけ短いタイミングで軽量グライダーがリリースするということは、世界的には軽量にニーズがあるのでしょうね。

NEVADA2-24サイズの重量は4.7kgに対して、NEVADA2 LIGHT24サイズは3.8KGと900gの差があります。約20%の軽量化です。

セール、ラインのマテリアルも変更になっているので、同じグライダーシリーズとはいえフライトのインプレッションも変わります。

ライズアップ特性は、900g軽いNEVADA2 LIGHTの方がいいです。
かといってNEVADA2も軽い部類ですのでご心配なく。

風の変化を伝えてくれるフィードバックは、NEVADA2 LIGHTの方が敏感です。人によっては動き過ぎると感じるかもしれません。
これは好みが分かれるところだと思います。

ハンドリングですが、両者を比べるとNEVADA2 LIGHTは柔らかく、NEVADA2は硬い感じがします。重量の違いばかりではなく、セールのマテリアルの違いも影響しているのかもしれません。

余談ですが、NEVADA2 LIGHTで飛ぶと2006年リリースのASPEN2(EN-C)を思い出しました。ハンドリングの良さが特徴的な名機でした。アスペクト比がASPEN2 5.69 NAVADA2が5.75と10年経つと認証が一段階変わりました。

軽量生地は進化して耐久性が大幅に伸びています。

自分のフライトスタイルに合わせて選択してください。

NAVADA2のページはこちら

NEVADA2 LIGHTのページはこちら





投稿者名 上野陸 投稿日時 2017年04月04日 | Permalink

NEVADA2 LIGHTインプレッション


GRADIENT社のEN-Bプラスクラス NEVADA2の軽量バージョン NEVADA2 LIGHTが来ました。

24サイズでノーマルが4.7kgに対してライトは3.8kgと900gの軽量化です。

さてどれほどの変化があるのでしょうか?



やはり一番軽さのメリットを感じられるのは、ライズアップです。

弱い風でもふわっとライズアップでき、グライダーがパイロットを越してしまうシュートの傾向は少ないです。

これだけでも軽量バージョンにする価値があります。



一言でいうとハンドリングの感じがすこぶるいいです。
900g軽いとこれだけ違うのかと思うくらい反応がいいです。
EN-Bクラスなのを忘れてしまいます。
風の変化を敏感に伝えてくれます。
GRADIENT社らしいハンドリングです。

2006年発売のEN-Cクラスで人気のあった往年のASPEN2を思い出しました。私も乗っていました。
調べて見るとアスペクト比(実測)は5.69でした。NEVADA2 LIGHTは、5.75なので10年経つと認証も変わるのですね。進化してますね。



ライザーは3ライザーです。
リアライザーコントロールはついています。
移動するためにフルリリース、アクセル使用時の微調整に使用します。
手前に引いてテンションをかけます。



降下手段は、オーソドックスにビッグイヤーです。
Aラインは2本です。
安定してビッグイヤーはできます。
ばたつきもありません。


軽量というのは機動性、運動性を高めてくれます。
パラグライダーも同様です。
耐久性を心配される方もいらっしゃいますが、マテリアルの進化で以前ほどの差はなくなりました。

それ以上に軽量性のメリットの方が多いです。
一言でいうとグライダーの感性が高まった感じがします。

軽量NEVADA2 LIGHTで、風の変化を感じ、コントロールする喜びを味わってみませんか?


投稿者名 上野陸 投稿日時 2017年03月29日 | Permalink

DENALI(デナリ)インプレッション



GRADIENT社のEN-Aクラス 軽量グライダー DENALI(デナリ)でフライトしてみました。

EN-Aクラスということで、対象はビギナーからハイク&フライ、ファンフライトまで広く使えるグライダーです。



軽さのメリットを実感できるのはライズアップでしょう。

ライズアップを言い換えると地上のパラグライダーをライン約8m上まで揚げる行為のことです。
グライダー自重が軽いほど揚げやすい。軽いと慣性力が弱まるのでグライダーがパイロットを通り越してしまうシュートの傾向が少なくなります。

つまりライズアップがイージーになります。
今朝ハイクアップし風が追い風気味に変化しましたが、DENALIのライズアップ特性に助けられました。



グライダー重量の軽量性は、風の変化をよく伝えてくれます。
ハンドリングも軽く軽快で楽しいです。

EN-Aクラスの範疇ですのでご心配なく。



練習生が降下手段であるビッグイヤーをしやすいように、細めですが通常のライザーと同様にビッグイヤー用のライザーがついていますので簡単にビッグイヤーできます。



軽量のデメリットは耐久性です。デナリはセミライトと呼ばれる生地を使用し耐久性に配慮しています。

DENALI(デナリ)とは、北アメリカアラスカにある最高峰マッキンリー山(標高は6,190m)のことです。デナリとマッキンリーが混在して呼ばれていたが2015年にデナリに統一されました。(WIKIより)
偉大なもの」という意味のデナリ。

これからパラグライダーを始めるファーストグライダーとして使用でき、将来ハイク&フライに挑戦してはいかがでしょうか?

DENALIのページはこちら


投稿者名 上野陸 投稿日時 2017年03月24日 | Permalink

2017.3.18~ JNL JCL COOクロカンカップ2017 薬師寺選手(IP7)優勝!



練習日17日(金)から連日max2,600mのスーパーコンディションが続きました。

「前日は良かったのにね」というジンクスをみごとに跳ね除けました。

クロスカントリータスクにはならなかったものの、八郷盆地を使ったテクニカルなタスクは、どのフライトコースを取るのか、風の変化、タイミングなどさまざまな選択があり戦略や決断力が試されます。

並み居る最新コンペ機を抑えて優勝したのはこの方薬師寺選手(ICEPEAK7)です。



TASK2は、八郷盆地をジグザクにフライトするこれもまたチャレンジングなタスクです。

最初に最終パイロンを廻って飛び込んできたのが薬師寺選手と中村選手(PEAK4)の二機。

薬師寺選手は高度がありましたが、中村選手がどう見ても低い…。
低い尾根上を張り付いて騙し騙し近づいてきます。

中村選手、男を見せました。
みごとゴール!




次にゴールしたのが、連日ドンピシャなすばらしいタスクを組んでくれたタスクコミッティの正木選手(ICEPEAK7 PRO)です。
おめでとうございます。

1-2-3をNIVIUK勢が占めました。(涙)



TASK3は諸事情によりキャンセルとなりました。
八郷盆地でのフライト歴は長いのですが、三月でこれだけのコンディションが続くのはちょっと記憶にないです。
MAX2,600mの空域のハードさは想像できます。
どのパートも気の抜けない状態だったと思います。

この稀に見るタフなコンディションを二日間みごとにまとめた薬師寺選手。
おめでとうございます。

スーパーコンディションをフライトした選手のみなさん、大会を支えてくださったスタッフのみなさん、本当にお疲れ様でした。

4月8日、9日にはCOOスプリングカップ(ナショナル、N2)が開催されます。
またお会いしましょう!


一番高いところからパシャっと


投稿者名 上野陸 投稿日時 2017年03月21日 | Permalink

2017.3.13 バーズパラグライダースクールさん



京都府亀岡市のバーズパラグライダースクールさんにお伺いしました。

午前中はくもり空で穏やかにフライトできました。

お昼頃から晴れ間がでてきました。

そうなるとザ・春コンディションに。

風の元気が良すぎる…。

元気のいい学生さんだったので楽しんでくれました。

「魂震えました。」(鬼飛びさん語録より)

夕方は落ち着きました。

また遊びに来てくださいね。


投稿者名 上野陸 投稿日時 2017年03月14日 | Permalink