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Never,ever lose control !コントロールを失ってはいけない

アウトドア&スポーツ ナチュラム



ハンググライダーの世界で身を立てようと、ジャパンモイス田中栄一さんの門を叩いたのが20数年前でした。

久しぶりに田中さんのTEDの動画を感慨深く拝見しました。

ハンググライダーは、翼とパイロットの距離が短いのでコントロールがシビアな乗り物なのです。
指導も感覚的なものになりがちでした。

田中さんのメソッドは、センスなどの暗黙知を言語化しスキル(技術)として形にして、型(フォーム)に落とし込み標準化するというものでした。
あとは反復練習することにより一定のスキルが身につくというものです。
今も私の指導方法は基本的には同じ考え方です。
あとは環境を整え、『習うより慣れよ』です。

フラットランド(平地)が多いオーストラリアでは、トーイングという方法(凧揚げの方法です)があります。これを20数年前に見た時、「これは山が深く、平地が多い北海道でいけるんじゃないか」と思いました。トーイングは新しい技術ではないのです。

トーイングのマシンや方法は進化し、一般的なスクールに使えるのではないかと思い北海道でトーイングスクールを昨年から始めました。
安心してください。今はロケットのように飛び出すこともないですし、金具がヒットすることもありません。

気がつきましたが「見えない風」とか「力を抜く」とかよく使うフレーズです。
身についたものです。

久しぶりに響いたのは、ハンググライダーのゴッドファーザー ビル=モイスさんが田中さんに言った言葉です。

【Never,ever lose control ! コントロールは絶対に失ってはいけない!】

いろいろな場面で私たちはコントロールを失い欠けているように見えます。
今の私たちにとって必要な言葉です。

フライトは意志で行うスポーツです。
トライしてみませんか?




まだパラグライダーをしたことがない方から初心者向けの記事です。


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パタゴニア


投稿者名 上野陸 投稿日時 2016年07月30日 | Permalink

フライト文化は集団でつくるもの


自律型の組織運営を目指す『指示ゼロ経営』の米澤さんのブログからヒントをいただきました。

フライトは個人で行うものですが、一人ではフライトできません。
仲間の力が必要です。

フライトの知は、集団で共有し、やがてフライト文化が築き上げられます。

そこには先人の失敗から学んでいるものも多く含まれています。

見えない風を相手にフライトしているので、言語化して伝えるのが難しい暗黙知もあり、その場でしか共有できない情報もあります。

情報の共有や自律して成長する集団という仲間が必要で、それが自分にとっても仲間にとってもフライト知識の向上、セーフティネットになるのだと思います。

北海道のサニーサイドパラグライダースクール

パラグライダーのことならエアハート


投稿者名 上野陸 投稿日時 2016年05月23日 | Permalink