新年のごあいさつ


新年あけまして新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

年始は富士山の雄大な姿が見えパラグライダーの方は幸先の良いスタートがきれました。

防災は、昨年末から過去に学ぶというテーマで取り組んでいます。

日本は災害大国です。

日本は4つのプレートに囲まれてできているので、身近に山や川など風光明美な地形である一方、周期的に地震にみまわれています。

また水に恵まれて、四方を海で囲まれ海の幸を楽しめる一方、中緯度に位置し台風や豪雨にさらされます。
気候変動の影響で、日本付近の海水温の上昇で毎年台風や豪雨の被害が出ています。
それに加え、地盤沈下によるゼロメートル地帯や低地の増加、海面の上昇により、水害のリスクが高まっています。

今年は、より災害に有効な手段として、擬似体験、対応、備えをワンセットで学ぶ防災プログラムを作り提供します。

自然災害は起きてしまうものですが、その影響を大きくしてしまうのも小さくとどめるのも、社会や人の問題です。

自然災害から人災にならぬようにするためには、「知る」「備える」ことを広めることだと思っています。



サニーサイドアウトドアスクールの防災プログラムについて

サニーサイドアウトドアスクールでは、さまざまな防災プログラムを開講しています。
日本にはさまざまな災害が発生します。弊社の防災プログラムは、「もしもの時に行動できる」を目的としています。
スキルを教えるというよりも、グループワークでの話し合い、実技を通しての学びや気づきに重点をおいています。

防災サバイバルキャンプ

初心者から対象です。
STEP1からSTEP3を行うことによって、災害の全体像、優先順位を学ぶことができます。
グループワークで話し合い、実習でスキルを実践します。
失敗は当然です。失敗から学ぶことは多くあります。
しっかりと振り返りを行い、実際の災害で行動できる人になるための防災脳を育みます。

STEP1 災害を考える・飲む・食べる
STEP2 火を扱う・備える・応急処置
STEP3 泊まる (11〜3月 休止)

  • 時間 13:00〜16:00
  • 人数 2〜12名
  • 年齢 10歳以上
  • 持ち物 汚れても構わない服装、軍手、防寒着、雨具
  • 料金 講習料 6,500円 (平日割6,000円 お正月、ゴールデンウイーク、お盆シーズンを除く)
       施設使用料 1,000円
       傷害保険料 500円

お申し込み、お問い合わせはメールで!


防災キャンプについて

団体様向けの防災プログラム 

人数 12名から60名まで

グループワーク中心になります。
実技は、年齢などにより制約があります。

会社やグループでの研修に活用できます。

出張でのプログラムも受け付けています。
プログラムの内容については、参加年齢、難易度、地域性を考慮してアレンジできますので、ご相談ください。

お申し込み、お問い合わせはメールで!

 


72時間サバイバルプログラムの紹介
4名さまからプログラムを開講します。

  • 場所:静岡県富士宮市佐折631 天子の森キャンプ場
  • 時間:13:00〜17:00(プログラムによって終了時間は変わります。)
  • 年齢:10才以上推奨(長いプログラムだと検定を入れると4時間になります。)
  • 各プログラム:ファイヤー」「ウォーター」「シェルター」「フード」「SOS」「ファーストエイド」「ナイフ」「チームビルド」
    詳しい内容はこちら!
  • 料金:1プログラム 5,000円 施設使用料1,000円 ナイフ ファイヤーなどの危険を伴うプログラムは傷害保険に加入してください。


※出張講習いたします。(別途交通費、出張費がかかります。)

詳しい内容はこちら!

お申し込み、ご質問はこちらから!


投稿者名 上野陸 投稿日時 2020年01月07日 | Permalink

風の流れを把握する GPSの対地速度を活用

行きはよいよい、帰りは…


フライト中に風の流れを知ることは、「目標への到達する」「上昇気流を予測する」「乱気流を避ける」ために必要です。

特に風が弱い日は局地的に風が変わる場合があります。

通常、視差(視点で二点定点をとり、その差で気流を判断する)で判断していますが、GPSの対地速度は有効な情報です。

総合的に判断してください。

そして何が起こっているのかを想像します。



をフライト中は計器類を長い時間凝視してはいけません。

それよりも、他機の警戒、鳥、雲など観察しなければならないことがたくさんあります。

周りの状況、計器情報とポイントを順番に繰り返しチェックします。

先日、山際から離れると全く反対の風が吹いていることがありました。
途中でサーマルに当たったので高度を獲得できたのですが、あやうくショートしてしまうところでした。(汗)

風という相対的な気流の中でフライトしている私たちは風の流れに気を配らなければなりません。

GPSバリオのページはこちら


投稿者名 上野陸 投稿日時 2016年05月16日 | Permalink

降下手段と空域のコントロール


静穏な大気中でパラグライダーは、毎秒1m/s前後(グライダーによって違う)で降下しながら滑空しています。

この自然降下率よりも高い上昇気流帯の中では、上昇し高度を獲得することができます。

高度が上がり過ぎて雲の中に入ってしまうことは、安全上避けなければなりません。(雲の中ではどちらに飛んでいるのかわかりません。パラは有視界飛行のみです。)

そんな時には、ビッグイヤー、Bストール、スパイラルなどの降下手段を用います。

これらの降下手段は普段から練習しておき、緊急の場合は使用できるようにしておかなければなりません。



昨今の高性能機、2ライナーグライダーは、ビッグイヤーの代わりにB3降下を推奨したり(マニュアル、販売店さん、メーカーさんに確認してみてください。)、スパイラルの調整が難しかったりする場合があります。
練習ではうまくいっても、リアルシチュエーションでは揺れが加わり難しいかもしれません。

緊急の場合は別ですがおすすめの方法があります。
NIVIUKのマニュアルに書いてあるのですが、
【スローな降下テクニック】
下降気流帯を探して、サーマルでセンタリングするように、下降気流帯で旋回します。
これは体にも機体にもやさしい!

当たり前じゃんと思うかもしれませんが、
急激な降下手段を行わななければならないような状況を避けるフライトプランが必要です。
上昇気流帯、雲底までの高さ、下降気流帯の空域のコントロールです。
強い上昇気流帯では、降下手段も効かない場合があるからです。

普段上がらないのに「今日は調子いいな。」って時は気をつけてください。
逃げ遅れたのはあなただけかもしれませんよ。

それではハッピーランディングで!

パラグライダーのことならエアハート

北海道のサニーサイドパラグライダースクール


投稿者名 上野陸 投稿日時 2016年05月15日 | Permalink

人は同じように認識しているわけではない 認知特性


パラグライダーで、ランディングアプローチやソアリング(熱上昇気流での滞空)など、空間や時間軸など日常的ではない状況を説明する時に、なかなか伝わらない場合があります。

人それぞれ認知が違うというのは感じてはいたのですが、こんなにもパターンが違うとは思いませんでした。

神経心理学で使われる用語で【認知特性】といいます。

認知特性とは、生まれながらに備わっている「考え」や「思考」の方向性のことです。

視覚優位者、言語優位者、聴覚優位者、という3つのタイプに分かれます。

視覚優位者
写真や映像、空間で考えるタイプ

言語優位者
文字や文章を映像化や図式化してから思考するタイプ

聴覚優位者
文字や文章を耳から入れる音として情報処理するタイプ

人は視覚情報から80%以上を得ると言われていますが、同じものを見ていても写真のように認知する人(視覚優位者)、言語に置き換えて認知する人(言語優位者、聴覚優位者)がいるということです。

私は視覚優位タイプです。

写真のように場面が切りられて記憶に残ります。

テイクオフの癖などは、写真の画像のように頭の中に残るのです。

私たちパラグライダーは、空という空間、時間軸という日常的ではないシチュエーションでフライトしています。

フライトの知識を共有する時に、同じイメージで受け取っているとは限らないということです。

一番の問題はコミュニケーションのギャップです。

映像、文字情報、話し言葉と組み合わせないといけませんね。



投稿者名 上野陸 投稿日時 2016年05月15日 | Permalink

IKUMA アスペクト比5.7は春の風でも頼りになりますよ


北海道に飛び頃のコンディションがやって来ました。

ドライで日差しが強く初夏のような気温です。

春のサーマルは小さくラフです。

生まれれたてで元気はありますが、形がしっかりとしません。

翻弄されつつサーマルがまとまるまで育て上げます。

ラフなコンディションでIKUMAは頼り甲斐があります。

元気が良くラフなサーマルなので、ヘロっと風が抜けるタイミングでも翼は潰れずに残ってくれます。(ホっ)

おかげさまで上げきることができ、春の絶景を見ることができました。(ふぉー!)


あれは大雪山ですかねー

グランドでのフライトを楽しんだあと、車回収があったのでトップランディングをしました。

高すぎないアスペクト比5.7は小回りが効くので無事に降ろすことができました。


これが今年最後の花見かな。


その後のフライトで調子乗りすぎて低くなりゲレンデの途中に降りてします。

罰ゲームのハイクアップです。(苦笑)


NIVIUKのEN-Bプラスグライダー IKUMA のページはこちら!

バランスがとれたオールマイティな仕上がりです。


投稿者名 上野陸 投稿日時 2016年05月14日 | Permalink