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ファーストインプレッション BI SKIN2 P


久しぶりのブログ更新です。

NIVIUK社のタンデム機BI SKIN2 P(バイ スキン ツー ピー)のインプレッションです。

このグライダーは、シングルサーフェイス、軽量タンデム機、EN-B認証というかなり特徴的なグライダーなのです。

通常であればパラグライダーは、上面と下面のセールが縫い合わせてあります。
このBI SKIN2 Pは下面がないシングルサーフェイス 一枚翼です。
シングルサーフェイスのメリットは、下面がないことによる重量の軽減です。



7〜8kgのグライダー重量のものが多い中で、圧倒的に軽い3.3kgです!
デメリットは下面がないために内部がむき出しになり抗力が増すことです。

このシングルサーフェイスというジャンルでは珍しいEN-B認証を取得することができました。


コンパクトなグライダーを広げてみるとざわめきが起こります。

内部構造での強化ができないため、今時にしてはライン数は多いです。


入念にラインチェックをしていざテイクオフです。

ライズアップはスパッと上がってきます。
弱風には強い味方です。

形状記憶合金ニチノールがしっかりと前縁を形作っています。



フライト重量は、130~190kgの真ん中よりの155kgです。
シングルサーフェイス機の特徴でスピードをキープするため小さめの翼面積で31m2なのでトリムスピードは速めです。



ハンドリングはとにかく軽いです。
タンデム機としては軽めとかいうレベルではなく、シングル機と同レベルです。

軽量グライダーなので、気流の変化に対しては敏感です。



降下手段のビッグイヤーをしてみました。
私の身長だとギリギリA3ラインが届く高さです。(汗)
安定してビッグイヤーはできました。
左翼がすぐに回復せず二、三度ポンピングして回復しました。


ランディングは上昇成分がある状態でしたが、ハンドリングの良さで高度処理は問題ありません。
翼効率がよくないシングルサーフェイス機は、しっかりとしたフレアーをかけるためにスピードをつけておく必要があります。

BI SKIN2 Pは、ハイク&フライのために作られました。
軽さとコンパクト性が大きな特徴です。
今回は、パイロットはKORTELのKARVER2タンデムモジュール、GINのサファリパッセンジャーハーネスで全装備で12kgでした!

弱風が多い、距離が短いテイクオフ、テイクオフまでのアプローチが長い、本数の多いハードワークタンデムパイロットにオススメのグライダーです。

BI SKIN2 Pのページはこちら!


投稿者名 上野陸 投稿日時 2017年02月16日 | Permalink

ハロー!NEVADA2  インプレッション


翼はソリッドになり戦闘能力はアップ。ナチュラルフィーリングはそのまま。


GRADIENT社のEN-Bハイエンドクラス NEVADA2がリリースです。

ファンフライトからクロスカントリーまでの幅の広いフライトを意識した潜在能力を感じました。

アスペクト比(実測)はNAVADA5.66に対し、約0.1だけ上げて5.75ですが、取り扱いはそのままで多くの改善がみられパフォーマンスが向上しています。

【ライズアップ】
前縁のナイロンロッドはしっかりと形成されています。ライザアップは軽さというよりも形で安定して上がってくる感じです。
ライズアップで翼の剛性感を感じました。
アスペクト比を抑えつつ、パフォーマンスを上げるために、翼の内部構造の強化に取り組みました。

【旋回性】
26サイズで私の体重では軽めのレンジなります。
それでもハンドリングは十分に効きます。
遊び少なめのGRADIENTのテイストです。
300gの軽量化も効いているでしょう。
ブレークテンションもほどよい重さでタイトなコントロールも可能です。

【ビッグイヤー】
ラインプランが横2列なのですが、ばたつくことなくスムーズにビッグイヤーができました。

【ランディング】
ハンドリングの感じがいいのと、アスペクト比5.75は、ナーバスにならないレベルだと思います。

コンディションが決まらなかったので、グライディングのパフォーマンスは試せなかったのですが、リアライザーコントロール、後縁のナイロンロッドは、グライディングに期待できます。


前縁のナイロンロッド。


前縁のナイロンロッドはしっかりと入れてきた感があります。

DDシステム(ダブルダイアゴナルシステム)と相まってASPENのような翼の剛性感を感じます。


後縁にナイロンロッドが入り上面をよりフラットにする


後縁のナイロンロッドはちょっとびっくりしました。

上面の形状を整える役目です。今までだとEN-Cクラス以上のパフォーマンスグライダーの装備でした。

ある程度の長い距離をグライディングすることを想定しています。



ラインプランは、翼の剛性化もあり横2列、縦3列というシンプルさです。

ライン長の減少、軽量化に貢献しています。



新しいエアインテーク【VOシステム】


今回新しく開発されたエアインテークの構造VOシステムです。

広い口と狭い口を交互に並べて、剛性感を失わず、高い迎え角でも内圧とエアフローをスムーズに保つシステムです。気流の変化を伴うラフな空域で頼りになりそうです。


このクラスは一番層が厚いところです。
パッシブセーフティ(受動的安全性)とパフォーマンスが求められるバランスが重要なクラスです。
NEVADA2は、アスペクト比を上げずにパフォーマンスを向上させるために、様々な装備が取り込まれています。
しかし最終的に300g減の軽量化がトータルなフィーリングに影響していると感じました。
NEVADA2は、軽量にこだわってきたGRADIENTらしいグライダーに仕上がったと思います。

NEVADA2のページ

投稿者名 上野陸 投稿日時 2016年09月02日 | Permalink

KOYOT3 インプレッション2

アウトドア&スポーツ ナチュラム




リリースされたばかりのNIVIUKのファーストグライダーEN-Aクラス【KOYOT3】をもう少し詳しく見ていきます。



ポピュラーな降下手段であるビッグイヤーはいたってシンプル。
Aライザーとビッグイヤー用のA'ライザーに分かれています。
A'ライザーは細くなっていてわかりやすいようになっています。



操作はA'ライザーを引き込むだけです。
そんなに力を使いません。




軽いライズアップ特性の理由には、前縁形状の試行錯誤の後が見られます。


パタゴニア



前縁を形つくるために、バテンという小骨が入っています。

前縁部分の曲線を保つために、二種類のマテリアルを使用しています。

下面部分はエアインテーク部分に当たり、剛性を高めるために従来のナイロンスティックを使用しています。

上面部分は、軽量化と超弾性を持つニチノールという形状記憶合金を使用しています。

前縁の形状、軽さにより、他に類を見ないライズアップ特性を実現させています。



EN-Aクラスにもラムエアインテークの波が来ました!

ラムエアインテークとは、前縁が二段の形状になっていて、段差ができることで翼の内圧を高め、下面方向から発生したタービュランスを上面まで上げないといった効果があり、上級モデルに採用されていたテクノロジーです。

【KOYOT3】は前モデルKOYOT2の進化ではなく、最新のマテリアル、最新のテクノロジーが採用されたグライダーです。

初心者にとって最初の課題であるライズアップ練習が楽しいものになるでしょう。

【KOYOT3】の軽くマイルドな特性は、緊張しがちなフライトを「翼を操作する楽しみ」に変えてくれるでしょう。

KOYOT3のページはこちら!



人気記事はこちらです!
1.Q.次のグライダーを選ぶ基準は?
2.パラグライダーの進化について
3.冬のフライトで、手の冷えを我慢し過ぎると…
4.あなたにぴったりのグライダーをチェックします!
5.冬はアンダーウェアをかためよう

【はじめてのパラグライダー】シリーズ
初心者向けの記事です。

【認知特性】シリーズ中級者、上級者向けの記事です。


投稿者名 上野陸 投稿日時 2016年07月08日 | Permalink

KOYOT3 インプレッション

パタゴニア




NIVIUK社のEN-Aクラスシリーズ最新モデルKOYOT3が到着しました!

このクラスは、ビギナーのファーストグライダーとして選ばれるクラスです。

最新のパラグライダーデザインが満載です。

詳しくはこちらをどうぞ
KOYOT3を選ぶ7つの理由

さてさっそくエリアに行ってみました。



アウトドア&スポーツ ナチュラム


グライダー重量が軽く、前縁の形状がしっかりとしているので、ライズアップは軽くスムーズでシュートなしです。
KOYOT3の軽くやさしい特性が現れています。



全体の翼の印象は軽いです。

ブレークの重さはしっかりと感じられ、EN-Aクラスに必要な安定性が感じられます。

ネフ様(NIVIUKの開発責任者)、ハンドリングの落とし所が絶妙!

軽量の恩恵で、上昇気流が分かる感性を持っています。

敏感過ぎないのがいいところ。

浅めのバンクで旋回してみました。



夕方の上昇気流でトップアウトできました!

KOYOT3は、ビギナーが扱うことが想定されているグライダーです。

軽さと安定性のバランスがいいです。

KOYOT3は、このEN-Aというクラスに必要なファーストソロフライトと、リラックスしてのソアリング(滞空)までの広めの範囲をカバーするモデルです。

初心者のファーストグライダー、リラックスして空中散歩を楽しみたい方におすすめです。

最新のテクノロジーをご堪能ください。

次回はもう少し詳しくKOYOT3を探ってみます。

KOYOT3のページはこちら!



人気記事はこちらです!
1.Q.次のグライダーを選ぶ基準は?
2.パラグライダーの進化について
3.冬のフライトで、手の冷えを我慢し過ぎると…
4.あなたにぴったりのグライダーをチェックします!
5.冬はアンダーウェアをかためよう

【はじめてのパラグライダー】シリーズ
初心者向けの記事です。

【認知特性】シリーズ中級者、上級者向けの記事です。



投稿者名 上野陸 投稿日時 2016年07月07日 | Permalink

ハードなコンディションでARTIK4 飛びました!


大陸性の渇いた高気圧圏内です。

空は北海道ブルー。

積雲もちらほら。

地上は20度ですが、湿度は低く爽やかです。

コンディションも上々さっそくARTIK4(NIVIUK EN-C)で出撃です。



テイクオフはロケットスタート!!!

ごっついサーマルです。

山の近くはハードで、パサッパサッと小さく強い上昇気流弾で翼端が動きますが、ARTIK4は最小のカウンターでリカバリーしてくれます。

風は強めでサーマルで旋回すると流されてしまいます。一週ごとに前に出て修正を繰り返し高度を稼ぎます。

あの前の積雲に取っつきたい!

リアライザーコントロールを使用して、風の波の中を進みます。

発達した雲の脇のリフト帯を使いましたが、風速がアップし断念。

ランディングは6m/sオーバーでやな感じ。

時折くるタービュランスを、うまくかわしてハッピーランディング!

ARTIK4すてき。

ARTIK4のページはこちら!



投稿者名 上野陸 投稿日時 2016年05月29日 | Permalink