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IKUMA P 本気の軽量グライダー


このIKUMA-P(イクマ ピー)は、本気の軽量グライダーです。
軽量の中の軽量です。

自分がハイク&フライ(自分の足でテイクオフまで登りフライトすること。パラグライダーのザッグ一つにフライト機材が収まり運搬できるという軽量、コンパクトな性質を使ったフライトスタイル)をしようとするならば、

○山の中をフライトすることを考えるとラフなコンディション、狭いランディングやトップランディングを想定すると安定性があり、小回りが効くあまり高いアスペクト比でないほうがいい。

○ある程度のパフォーマンスは欲しい。

そんなことを考えるとIKUMA Pは、現実的にハイク&フライにドンピシャな選択肢になります。
パフォーマンスと安定性のバランスがちょうどいいのです。



ライズアップは、軽くフワっと上がります。
ノーマルのIKUMAから1.3kg軽くなってますからね。なんと27%減!
脅威の3.5kgです。
ライズアップは別物です。
軽量のため慣性力が弱まるので、頭を勢いよく通り越すシュートの傾向が減ります。
左右のとられも直しやすいです。
ライズアップはイージーってことです。

春のソアリングコンディションにあたりました。小さく強いサーマルです。
軽量な分、風への反応はいいです。
カサカサっと翼が風に細かく反応しますが次第になれます。

軽量ですが翼の構造はしっかりと剛性感が感じられます。
ブレークのテンションはIKUMAらしいわかりやすいテンションです。
軽量グライダーの早いレスポンスでコントロール性はいいです。

低い高度は小さく強いサーマルです。サーマルのコアに乗るために深いバンク角で旋回をします。ハンドリングの手応え、レスポンスはいいです。
サーマルが安定するまで高度を上昇させることができました。
あとは効率よく上昇させるため比較的浅いバンク角で旋回します。

IKUMA Pの軽量性は、EN-Bという安定性があるクラスですが、ハンドリングはいいですね。



27%の軽量化のためには、
ライザーはテープではなくダイニーマ製のロープ、ラインをライザーに繋げているのも金属のラピッドリングではなくダイニーマ製のリングです。
頼りない感じを受けるのですが、強度的には金属よりも高いのです。
あとはセットアップ時にライザーのねじれには要注意です。

気になる耐久性ですが、セールメーカーの努力により、セールの保証期間はノーマルセールも軽量セールも同じ期間です。
ただツリーランした、引っかけたなどの物理的なダメージには弱いです。

EN-Bプラスというクラスは、パフォーマンス性と安定性のバランスがよいオールマイティな特性です。
これはハイク&フライという軽量性が求められ、不確実な状況に頼りになるグライダーです。
軽量の取り回しの良さ、ライズアップ特性、ハンドリングは、普段のフライトでもメリットがありおすすめです。

試乗機あります。
スクールさんにリクエストしてください。
IKUMA P 23サイズ(フライト重量 65-85kg)
IKUMA P 25サイズ(フライト重量 80-100kg)

IKUMA Pのスペックはこちら




投稿者名 上野陸 投稿日時 2017年06月11日 | Permalink

NEVADA2とNEVADA2 LIGHT 飛びの違いは?


GRADIENTのEN-BプラスグライダーNEVADA2がリリースして間もなく、軽量版NEVADA2 LIGHTがリリースされました。

これだけ短いタイミングで軽量グライダーがリリースするということは、世界的には軽量にニーズがあるのでしょうね。

NEVADA2-24サイズの重量は4.7kgに対して、NEVADA2 LIGHT24サイズは3.8KGと900gの差があります。約20%の軽量化です。

セール、ラインのマテリアルも変更になっているので、同じグライダーシリーズとはいえフライトのインプレッションも変わります。

ライズアップ特性は、900g軽いNEVADA2 LIGHTの方がいいです。
かといってNEVADA2も軽い部類ですのでご心配なく。

風の変化を伝えてくれるフィードバックは、NEVADA2 LIGHTの方が敏感です。人によっては動き過ぎると感じるかもしれません。
これは好みが分かれるところだと思います。

ハンドリングですが、両者を比べるとNEVADA2 LIGHTは柔らかく、NEVADA2は硬い感じがします。重量の違いばかりではなく、セールのマテリアルの違いも影響しているのかもしれません。

余談ですが、NEVADA2 LIGHTで飛ぶと2006年リリースのASPEN2(EN-C)を思い出しました。ハンドリングの良さが特徴的な名機でした。アスペクト比がASPEN2 5.69 NAVADA2が5.75と10年経つと認証が一段階変わりました。

軽量生地は進化して耐久性が大幅に伸びています。

自分のフライトスタイルに合わせて選択してください。

NAVADA2のページはこちら

NEVADA2 LIGHTのページはこちら





投稿者名 上野陸 投稿日時 2017年04月04日 | Permalink

NEVADA2 LIGHTインプレッション


GRADIENT社のEN-Bプラスクラス NEVADA2の軽量バージョン NEVADA2 LIGHTが来ました。

24サイズでノーマルが4.7kgに対してライトは3.8kgと900gの軽量化です。

さてどれほどの変化があるのでしょうか?



やはり一番軽さのメリットを感じられるのは、ライズアップです。

弱い風でもふわっとライズアップでき、グライダーがパイロットを越してしまうシュートの傾向は少ないです。

これだけでも軽量バージョンにする価値があります。



一言でいうとハンドリングの感じがすこぶるいいです。
900g軽いとこれだけ違うのかと思うくらい反応がいいです。
EN-Bクラスなのを忘れてしまいます。
風の変化を敏感に伝えてくれます。
GRADIENT社らしいハンドリングです。

2006年発売のEN-Cクラスで人気のあった往年のASPEN2を思い出しました。私も乗っていました。
調べて見るとアスペクト比(実測)は5.69でした。NEVADA2 LIGHTは、5.75なので10年経つと認証も変わるのですね。進化してますね。



ライザーは3ライザーです。
リアライザーコントロールはついています。
移動するためにフルリリース、アクセル使用時の微調整に使用します。
手前に引いてテンションをかけます。



降下手段は、オーソドックスにビッグイヤーです。
Aラインは2本です。
安定してビッグイヤーはできます。
ばたつきもありません。


軽量というのは機動性、運動性を高めてくれます。
パラグライダーも同様です。
耐久性を心配される方もいらっしゃいますが、マテリアルの進化で以前ほどの差はなくなりました。

それ以上に軽量性のメリットの方が多いです。
一言でいうとグライダーの感性が高まった感じがします。

軽量NEVADA2 LIGHTで、風の変化を感じ、コントロールする喜びを味わってみませんか?


投稿者名 上野陸 投稿日時 2017年03月29日 | Permalink

DENALI(デナリ)インプレッション



GRADIENT社のEN-Aクラス 軽量グライダー DENALI(デナリ)でフライトしてみました。

EN-Aクラスということで、対象はビギナーからハイク&フライ、ファンフライトまで広く使えるグライダーです。



軽さのメリットを実感できるのはライズアップでしょう。

ライズアップを言い換えると地上のパラグライダーをライン約8m上まで揚げる行為のことです。
グライダー自重が軽いほど揚げやすい。軽いと慣性力が弱まるのでグライダーがパイロットを通り越してしまうシュートの傾向が少なくなります。

つまりライズアップがイージーになります。
今朝ハイクアップし風が追い風気味に変化しましたが、DENALIのライズアップ特性に助けられました。



グライダー重量の軽量性は、風の変化をよく伝えてくれます。
ハンドリングも軽く軽快で楽しいです。

EN-Aクラスの範疇ですのでご心配なく。



練習生が降下手段であるビッグイヤーをしやすいように、細めですが通常のライザーと同様にビッグイヤー用のライザーがついていますので簡単にビッグイヤーできます。



軽量のデメリットは耐久性です。デナリはセミライトと呼ばれる生地を使用し耐久性に配慮しています。

DENALI(デナリ)とは、北アメリカアラスカにある最高峰マッキンリー山(標高は6,190m)のことです。デナリとマッキンリーが混在して呼ばれていたが2015年にデナリに統一されました。(WIKIより)
偉大なもの」という意味のデナリ。

これからパラグライダーを始めるファーストグライダーとして使用でき、将来ハイク&フライに挑戦してはいかがでしょうか?

DENALIのページはこちら


投稿者名 上野陸 投稿日時 2017年03月24日 | Permalink

ファーストインプレッション BI SKIN2 P


久しぶりのブログ更新です。

NIVIUK社のタンデム機BI SKIN2 P(バイ スキン ツー ピー)のインプレッションです。

このグライダーは、シングルサーフェイス、軽量タンデム機、EN-B認証というかなり特徴的なグライダーなのです。

通常であればパラグライダーは、上面と下面のセールが縫い合わせてあります。
このBI SKIN2 Pは下面がないシングルサーフェイス 一枚翼です。
シングルサーフェイスのメリットは、下面がないことによる重量の軽減です。



7〜8kgのグライダー重量のものが多い中で、圧倒的に軽い3.3kgです!
デメリットは下面がないために内部がむき出しになり抗力が増すことです。

このシングルサーフェイスというジャンルでは珍しいEN-B認証を取得することができました。


コンパクトなグライダーを広げてみるとざわめきが起こります。

内部構造での強化ができないため、今時にしてはライン数は多いです。


入念にラインチェックをしていざテイクオフです。

ライズアップはスパッと上がってきます。
弱風には強い味方です。

形状記憶合金ニチノールがしっかりと前縁を形作っています。



フライト重量は、130~190kgの真ん中よりの155kgです。
シングルサーフェイス機の特徴でスピードをキープするため小さめの翼面積で31m2なのでトリムスピードは速めです。



ハンドリングはとにかく軽いです。
タンデム機としては軽めとかいうレベルではなく、シングル機と同レベルです。

軽量グライダーなので、気流の変化に対しては敏感です。



降下手段のビッグイヤーをしてみました。
私の身長だとギリギリA3ラインが届く高さです。(汗)
安定してビッグイヤーはできました。
左翼がすぐに回復せず二、三度ポンピングして回復しました。


ランディングは上昇成分がある状態でしたが、ハンドリングの良さで高度処理は問題ありません。
翼効率がよくないシングルサーフェイス機は、しっかりとしたフレアーをかけるためにスピードをつけておく必要があります。

BI SKIN2 Pは、ハイク&フライのために作られました。
軽さとコンパクト性が大きな特徴です。
今回は、パイロットはKORTELのKARVER2タンデムモジュール、GINのサファリパッセンジャーハーネスで全装備で12kgでした!

弱風が多い、距離が短いテイクオフ、テイクオフまでのアプローチが長い、本数の多いハードワークタンデムパイロットにオススメのグライダーです。

BI SKIN2 Pのページはこちら!


投稿者名 上野陸 投稿日時 2017年02月16日 | Permalink