HOOK4 P(NIVIUK EN-Bスタンダード軽量) インプレッション


EN-Bスタンダードクラス HOOK4の軽量バージョン HOOK4 Pでフライトしてみました。
HOOK4は、EN-Aクラスからの乗り換え、リラックスソアリングをしたいパイロットに人気のモデルです。
これの軽量バージョンの登場です。

HOOK4 23 4.7kgに対してHOOK4 P 23は、3.25kgと1.45kgとペットボトル約1.5L分軽いのです。
そしてコンパクト。HOOK4も十分コンパクトなんですけどね。

もっとも軽量感を感じるのはライズアップです。
楽ちんです。笑っちゃいます。
ライズアップが苦手な人はこれおすすめです。



安定のHOOKシリーズハンドリングは、Bクラススタンダードレベルでハンドリングと安定感のバランスがいいです。
この日は低いところのサーマルは小さく、クイックなターンが必要なコンディションでした。
軽量性のためハンドリングのレスポンスを早くすることができ、低いところを凌ぐことができました。
楽しい!



ビッグイヤーは、A'ライザーがあります。通常の手順で行えます。
特に難しいところはありません。



気流の変化を伝えるフィードバックはHOOK4よりも敏感な感じがします。
なにせ軽いですから。
何度かあげ直しているうちに、サーマルトップも上がって来て、トップアウトすることができました。



1.45kg軽くなったマテリアルの話をしましょう。
セールはポルシェスポーツ社の27g/m2軽量生地です。
セールメーカーは、ノーマルの生地も軽量生地も保証期間は同じです。
ツリーラン、こすったとかの物理的なダメージには弱いと思いますが。
一時の軽量グライダーは耐久性が極端に劣るという時から進化しています。



ライザーはダイニーマ製のフル軽量ライザーです。
ラピッドリングも金属ではなくダイニーマ製です。
1.45kg軽くするためにはそうなりますよね。



前縁には形状記憶合金ニチノールが入っています。
翼の剛性と軽量を両立させてます。


X-ALPSのように、ハイク&フライには実用的だと思います。
軽さ、コンパクト、高い安定性、ある程度のパフォーマンス。
暑い夏の日に、重装備ではなく、軽量グライダーでパラグライダー本来の機動性を活かし、お気軽にファンフライトもいいです。
軽さは性能だと感じました。

HOOK4P ¥520,000(税別)
http://www.airheart.jp/product/niviuk/hook4/index.shtml

試乗機あります。
HOOK4 P 23 65-85kg
HOOK4 P 25 80-100kg



投稿者名 上野陸 投稿日時 2017年07月15日 | Permalink