KOYOT3 インプレッション2

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リリースされたばかりのNIVIUKのファーストグライダーEN-Aクラス【KOYOT3】をもう少し詳しく見ていきます。



ポピュラーな降下手段であるビッグイヤーはいたってシンプル。
Aライザーとビッグイヤー用のA'ライザーに分かれています。
A'ライザーは細くなっていてわかりやすいようになっています。



操作はA'ライザーを引き込むだけです。
そんなに力を使いません。




軽いライズアップ特性の理由には、前縁形状の試行錯誤の後が見られます。


パタゴニア



前縁を形つくるために、バテンという小骨が入っています。

前縁部分の曲線を保つために、二種類のマテリアルを使用しています。

下面部分はエアインテーク部分に当たり、剛性を高めるために従来のナイロンスティックを使用しています。

上面部分は、軽量化と超弾性を持つニチノールという形状記憶合金を使用しています。

前縁の形状、軽さにより、他に類を見ないライズアップ特性を実現させています。



EN-Aクラスにもラムエアインテークの波が来ました!

ラムエアインテークとは、前縁が二段の形状になっていて、段差ができることで翼の内圧を高め、下面方向から発生したタービュランスを上面まで上げないといった効果があり、上級モデルに採用されていたテクノロジーです。

【KOYOT3】は前モデルKOYOT2の進化ではなく、最新のマテリアル、最新のテクノロジーが採用されたグライダーです。

初心者にとって最初の課題であるライズアップ練習が楽しいものになるでしょう。

【KOYOT3】の軽くマイルドな特性は、緊張しがちなフライトを「翼を操作する楽しみ」に変えてくれるでしょう。

KOYOT3のページはこちら!



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投稿者名 上野陸 投稿日時 2016年07月08日 | Permalink