150cmから200cmまで対応!? K-FLEXハーネス


こだわりのハーネスで知られているKORTEL DESIGNより、

身長が150cmから200cmまで調整できるハーネスK-FLEXが登場しました。

斜面でのパラグライダー体験や基礎練習、タンデムフライトのパッセンジャー用でレスキューパラシュートが必要ない状況での使用を想定しています。

基本的にはスクールさん向けですが、この画期的なコンセプトはぜひお知らせしたい!

同じシリーズで先に販売されている、身長が80cmから150cmまでのお子さま向けのKIDハーネスは、あっという間にメーカー在庫分は完売してしまいました。



身長が高い人、低い人身、細身の人、太めの人、など人の体型はさまざまです。

従来パラグライダー用のハーネスは、3〜5サイズあり、肩やサイドベルト、腰回りなどを調整します。
背中のパネル、座板、フックポイントは変えられないものでした。

KORTEL DESIGNは、せっかくのパラグライダー体験をフィットしたハーネスで快適なものにしてもらうためにフレキシブルにサイズを調整できる機構を考えだしました。

背中のパネルを座板の下に潜り込ませることで長さを調整できます。
大き過ぎてハーネスの中に埋もれてしまったり、小さすぎてパツパツとはおさらばです。

背中のパネルの長さを変えると、フックポイントも合わせたいです。
これは二段階で調整できます。

座板の大きさも重要です。
大きすぎるとハーネスの中でカラダが動きすぎて遊んでしまいます。
小さすぎると、座りが浅くなり快適性が失われます。
座板は折り込むことで調整できます。

また、ハーネスの底部は、交換可能なカバーがついています。
強度が強く汚れが落ちやすいようにターポリンというつるっとした材質を採用しています。

サイドには風が強い時のためのサポートハンドルがついています。



もしハードランディングで強い衝撃を受けても、エアバックの空気をバルブが逃がして衝撃をやわらげてくれる機能がつきました。

KORTEL DESIGHNは、オリジナルな機能で私たちを驚かせてくれます。

けっこう前になりますが、カーニバルレースでフックポイントの調整、カーニバル2で座板の下に背中のパネルが入り込むアイデアは実現していました。
どのような体型の人が来るか分からないパッセンジャー用ハーネスで、見事にアイデアに花が咲きました。

KIDハーネスと同様に早く在庫がなくなる可能性があります。
ご注文は最寄りの販売店さんまでお願いします。

KORTEL K-FLEX ¥78,000(税別)サイズ 150cm〜200cmまで


投稿者名 上野陸 投稿日時 2017年08月25日 | Permalink

半世紀同窓会に参加してみた


人生の半世紀を迎え高校の同窓会が行われました。
お盆シーズンで繁忙期のため、出席は無理だろうとあきらめていたのですが、その日だけ一日雨模様でスクールはキャンセルとなりました。
この時期は札幌の宿泊がどこも満員御礼状態ですが、運良く宿泊先も確保でき、突然参加させていただきました。

出身地が北海道の網走市で、高校卒業と同時に札幌に出たのもので、その後も〜〜〜〜と現在に至るわけです。
もちろんマメに連絡できるような性格ではないので、うん十年ぶりの再開となったわけです。
なにせ32年の歳を重ねているわけで、みんな変わるわな。
ある地域の同じ年齢の人が集まっている場というのは、今考えると特殊ですよね。
社会の関わりでは、年齢、出身地、文化が違うのが当たり前なのだから。

ある時期、同じ空間を共有した記憶というのは貴重なのだな。
意識したことがないけど。
人によっては小学生からだったりして。
今のことに全力投球なので、昔のことを思い返すということは余りなく過ごしてきましたが、懐かしい記憶が蘇り楽しい時間を過ごしました。

「歴史を学ぶ意味は、自分がとらなかった選択を知ることができる」という言葉を思い出しました。
自分が選ばなかった人生があるのかなと。

年齢的に大病を患った話もでました。
もう成人病どストライクですからね。
自分では変わらない気持ちですが、同級生を見ると加齢による変化は受け入れて行かなくてはならないと感じました。
今年は自分も小さい故障はしていますからね。

まだまだミッションあるので、無理せずがんばろう。

今日もフライトミラクルを起こしに行きます。


投稿者名 上野陸 投稿日時 2017年08月14日 | Permalink

水分補給が必要なのは熱中症予防だけじゃない!


8/11は山の日でした。
登山者のけがや病気を専門とする「山岳医」の国内での草分けで山岳医である大城和恵先生が、登山中での死因や死亡した状況などを分析しました。
私たちパラグライダーにも参考になることがありますのでシェアしたいと思います。


大城医師は、平成27年までの5年間に登山中の死者が多かった10の道と県で、警察の協力を得て、御嶽山の噴火を除いた合わせて553人の死因や死亡した状況などを分析しました。
このうち死因は、滑落などによる外傷が最も多く45.4%、次いで低体温症が15.2%、心臓発作が13.2%と、雪崩や脳卒中などよりも多く、これらが「登山中の3大死因」でした。
また、救助隊の到着時に生存していた人の割合はわずか2.5%だったことがわかりました。

注目して欲しいのは、「心臓発作」です。


「心臓発作」は夏場に注意
登山中の「3大死因」の1つ、心臓発作について、分析にあたった医師は、脱水症状が引き金となるおそれがあり、夏場は特に注意が必要だと指摘しています。
今回の研究を行った大城和恵医師は、札幌市にある北海道大野記念病院の「山岳登山外来」で、持病などで登山に不安を抱える人の相談や診察にあたっています。
今回の分析の中で登山中に心臓発作で死亡していた人は73人でした。
このうちデータのある68人の全員が40代以上、94%が男性で、大城医師はこうした人が登山をする場合、心臓に異常がないか事前に検査することが望ましいとしています。
そのうえで、登山中の心臓発作は、特に夏場に注意が必要だと指摘します。登山で汗をかくなどして脱水症状に陥ると、体内の血液の量が減り、心臓発作の引き金となるおそれがあるからです。
さらに登山中の脱水症状は、体の疲れと勘違いし体調の変化を見過ごしやすいということです。このため大城医師は、心臓発作を防ぐには脱水症状にならないための水分補給が重要だとしています。

「心臓発作について、脱水症状が引き金となるおそれがある。」
夏場は気温が高く、汗をかき水分が失われやすいです。
フライト中はトイレにいけないので、水分を控えたいという思いがある。
セットアップは動くので、汗をかく環境である。
フライト前、フライト中は、緊張や普段とは違った環境のため心拍数が上がり、本人が思っている以上に実は負荷がかかっている。
加齢により、以前よりも体に水分を保持することができていない。
加齢により、自分が思っている以上にダメージが大きくなっている。

ファーストエイド講習を受講した時に、熱中症以外に水分不足が引き起こす事例の多さに驚きました。
水分不足は、自覚症状が現れにくいものです。
気づいた時には遅く、すぐに水分補給しても回復には時間がかかります。
定期的に水分補給するというのが予防策になります。

私は昨年から水分補給に気をつけるようしています。体験の多くなる夏は陸上部の部活みたいなものです。水をよく飲むようになってから夜中に足がつることがなくなりました。


今回の分析の中で登山中に心臓発作で死亡していた人は73人でした。
このうちデータのある68人の全員が40代以上、94%が男性で、大城医師はこうした人が登山をする場合、心臓に異常がないか事前に検査することが望ましいとしています。

40代以上、94%が男性という、今のパラグライダー人口で当てはまってしまう方もおおく、末長く健康でこのスカイスポーツを楽しむ上でも、水分補給に気をつけていただきたいと思います。


投稿者名 上野陸 投稿日時 2017年08月12日 | Permalink